■内部には12.3インチの自立型デジタルクラスターと11.9インチのタッチスクリーン
メルセデス・ベンツの主力クロスオーバーSUV、「GLC」新型に設定されるハードコアモデル、AMG「GLC63」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
GLC新型は6月1日にデビューしたばかりですが、AMGバージョンもほぼ同時に開発が進められており、ベースモデルを追うようにデビューの準備が整いつつあるようです。
捉えたプロトタイプは、車体をローダウン。フロントエンドではパナメリカーナグリルがむき出しとなり、フルLEDヘッドライトが隣接して配置されています。
下部では、フィンを備える大型のコーナーエアインテークや、別のグリルが装備されています。また幅の広いトラック、大型ホイールとブレーキ、分厚いサイドシルなども確認できます。
後部では、クワッドエキゾーストパイプがインストールされた新設計のディフューザー、ルーフにはコンパクトな新スポイラーも見てとれます。また左フェンダーには充電ポートが配置されており、プラグインハイブリッドであることがわかります。
ベースとなるGLCはCクラスとプラットフォームを共有しているため、AMGでもエンジンオプションを共有します。
パワートレインは、前世代の4.0リットルV型8気筒から、2.0リットル直列4気筒(M139)エンジンへ変更。シリンダー数は半分になりますが、電気モーターを搭載することにより最高出力は150psも向上、最大670psに達します。
キャビン内では、12.3インチの自立型デジタルクラスター、センターコンソールの大きく傾斜した11.9インチのタッチスクリーン、およびカラーヘッドアップディスプレイなど、予想通りGLC新型と同じレイアウトが見てとれます。
ただし、AMGには、よりスポーティなバケットシートのセットと、スエードスタイルのフラットボトム・ステアリングホイールや、カーボンファイバーのアクセントが追加されます。
AMG GLC63新型のワールドプレミアは、2022年内と予想されています。