■X7や7シリーズのような巨大グリルやスプリットヘッドライトは見送り
BMWが現在開発中のミドルクラス・クロスオーバークーペSUV「X6」の最強モデルとなる「X6M」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュルブルクリンク、およびその付近で撮影されたプロトタイプは、前回よりカモフラージュが落とされディテールが見えてきました。
フロントエンドでは、かなりスリム化されたヘッドライトを装備。現行型と同様の三角形の形状を維持するエアインテークを備えているようですが、いくつかの追加の水平&垂直バーが確認できます。
キドニーグリルには、穴の開いたカモフラージュを新たに装着、メッシュパターンを新設計する可能性が高いです。ただし、X7や7シリーズのような巨大グリルやスプリットヘッドライトは見送られているようです。
後部にはカモフラージュがなく、ほぼ現行型と同じですが、最終的にはLEDテールライトをはじめディフューザーやバンパーが刷新されると思われます。
キャビン内は大きなアップデートが見られそうです。X6同様に「iDrive8」インフォテインメントソフトウェアを実行する新しいデュアルスクリーンを配置、センターコンソールデザインも一新されるでしょう。また現行型の背の高いシフトノブは、繊細でコンパクトなデザインに置き換えられることも濃厚です。
パワートレインは、現在の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンをキャリーオーバー。最高出力は555psを発揮し、コンペティションモデルでは最大で617psにも達するでしょう。0-100km/h加速は3.7秒の動力パフォーマンスを魅せます。
カモフラージュの状態から見て、X6M改良型のワールドプレミアは意外と早いかもしれません。