VWグループのBセグSUVはマツダCX-30が仮想敵?シュコダ「カミック」の改良型を捕捉

■「MQB」プラットフォームを採用、「コディアック」や「カロック」の下に位置

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シュコダ カミック 改良型プロトタイプ

フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下であるシュコダのコンパクトクロスオーバーSUV、「カミック」改良型プロトタイプをカメラが捉えました。

初代となる現行型カミックは2019年に登場したBセグメントクロスオーバーSUVで、VWグループの「MQB」プラットフォームを採用、兄貴分「コディアック」や「カロック」の下に位置するモデルです。

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シュコダ カミック 改良型プロトタイプ

オーストリアで捉えたプロトタイプは小さなトレーラーを牽引、高負荷の状況で動力性能をテストしていると思われます。フロントエンドには、現行型よりV字型ではない新グリルを装備するほか、新設計されたエアインテークを備える、際立つフロントバンパーが確認できます。

注目はヘッドライトです。カミックは、現在BMWプジョーなど欧州ブランドで流行の兆しをみせる上下二段のスプリットヘッドライトを装備していますが、プロトタイプでは、シングルユニットのように見えます。

ですが、下部のメインヘッドライトはカモフラージュで隠されている可能性が高く、露出しているのはスリムなLEDデイタイムランニングライトかもしれません。

側面では、ドア、サイドミラー、リアハッチに変更が加えられていないようですが、後部では、テールライトのグラフィックが新設計されているほか、リフレクターが下部へ移動された新しいバンパーが見てとれます。

パワートレインは、直列3気筒と4気筒のガソリンエンジンとディーゼルエンジンをラインアップ。マニュアルトランスミッションとデュアルクラッチトランスミッションをセレクトできるほか、高性能「vRS」バージョンも設定されます。

カミック改良型のデビューは2022年内と予想され、市場ではマツダCX-30が最大のライバルとなります。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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