ヤマハ発動機の四輪バギーエンジン組立工場に「フットゴルフ」の日本代表がいる

■すでに日本にも1万人の愛好家がいるフットゴルフ

ヤマハ発動機の広報グループが発信している「ニュースレター」。今回のテーマは、フットゴルフです。

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「フットゴルフワールドカップ2023アメリカ大会」への出場と、日本代表の初優勝を目指す水谷唯人さん

フットゴルフとは、ゴルフ場を舞台に、サッカーボールを蹴り、ゴルフコースで9ホール、もしくは18ホールをラウンドするというスポーツ。1ホールあたりの距離は約40~200ヤードで、グリーンは使わずにプレーし、カップの大きさは直径53cmです。

2009年にオランダでルールが整備され、国際フットゴルフ連盟が発足した2012年には、ハンガリーで第1回ワールドカップが開催されました。同連盟では、2028年のロス五輪での正式種目化を視野に入れるなど、さらなる普及に力を注いでいるそうです。

四輪バギーのエンジン組立工場に勤務する、フットゴルフ日本代表の水谷唯人さんは、このスポーツと出会ってわずか2年で日本代表に選出されたそうです。この新しいスポーツに出会って以来すぐに夢中になり、短期間で東海リーグ、関西リーグ、ジャパンツアーとステージを上げ、2022年5月には日本代表メンバーに最年少で初選出されています。

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5月に開かれた日米対抗戦に勝利した日本代表。後列中央が水谷さん

ナショナルチームの一員として、フロリダ州で開催された日米対抗戦「パシフィックトロフィー2022」に出場。男子シングルスのマッチプレーを戦って、惜しくも僅差で敗れたものの、チームは前回ワールドカップ(2018年 モロッコ大会)で3位の強豪アメリカに勝利を飾っています。

水谷さんは、「初めての国際大会ということもあって、自分のリズムで試合を運べなかったのが悔しい。8月から始まるジャパンツアーで上位の成績を残して再び日本代表に選ばれ、来年、同じ会場で開かれる第4回ワールドカップで雪辱を果たしたい」と決意を語っています。

日本国内の競技人口は、およそ1万人(日本フットゴルフ協会調べ)に達しているそうで、トップクラスの選手の中には、元Jリーガーも複数いるそう。水谷さん自身も高校生までサッカーに熱中していたものの、華々しい成績は皆無で、選抜チームなどにも縁のない選手だったそう。

一方で、右足のキックには以前から自信を持っていたことに加え、「負けん気の強い自分の性格的にも(フットゴルフは)向いている気がした」と、フットゴルフに出会った際に感じた楽しさと共に、手応えも感じていたようです。

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「ワールドカップメンバーに入ることはもちろん、優勝を目指したい」と語る水谷さん

とはいえ、働きながら、年間約20戦が開催されるジャパンツアーを転戦するのは、やはりラクにはいかないそう。水谷さんは、平日は近所の公園、週末はクルマで1時間ほどのゴルフコースで練習を重ね、北海道から中部エリアで開かれるツアー大会に出場を続けているそうです。

「体力的にも、遠征費やトレーニングにかかる費用の面でも大変ですが、来年のワールドカップ優勝という目標、ワールドツアー転戦という夢を諦めたくはない」と、同じ職場の仲間からの応援もあり、前向きのようです。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。