■車内コード「G99」。4.4リットルV型8気筒「S68」ツインターボエンジンを「XM」と共有
かつてBMWが販売していたミッドクラス・ハードコアワゴン「M5ツーリング」が復活する可能性が高いことがわかりました。
M5ツーリングは、1992年の「E34型」から2007年の「E61型」に設定されていた高性能ワゴンです。E34型では直列6気筒エンジン、E61ではV型10気筒エンジンを搭載、現在はコレクターズアイテムとなり、人気を集めています。
現在M5ツーリング新型は、車内コード「G99」と呼ばれ開発中とみられ、2024年7月に生産を開始する「G90」セダンに続くと期待されています。
パワートレインはどちらも4.4リットルV型8気筒「S68」ツインターボエンジンを「XM」と共有、デュアル電気モーターと組み合わせたプラグインハイブリッドと予想されています。
レンジトッピング仕様では、XMコンセプトを反映するとみられ、最高出力750ps・最大トルク1,000Nm程度が噂されています。また全輪駆動xDriveを採用、オートマチックトランスミッションを介して動力伝達がされます。
M5ツーリングを販売することにより、同社では初めて「M3ツーリング」と「M5ツーリング」を同時に販売することになりますが、メルセデス・ベンツでは、AMG「C63/E63ステーションワゴン」を、アウディは「RS4/RS6アバント」をペアで何年も販売しており、ついにそれらに続く時がきたようです。
BMWでは次世代5シリーズセダンにガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドパワートレインに加えて、完全なる電動パワーの「i5」の2023年リリースを計画、こちらにもツーリング設定が噂されています。