世界一を更新?「超・真っ黒」なポルシェ911が名古屋に出没

■世界一黒い塗料で全塗装したポルシェが登場

岐阜県にあるカスタムショップ「ピットワン」が、光陽オリエントジャパンとコラボして製作したという「世界一黒いポルシェ」を発表しました。

世界一黒いポルシェが名古屋に出没
世界一黒い塗料「真・黒色無双」を全塗装したポルシェ・911

このポルシェは、光陽オリエントジャパンが販売する世界一黒い塗料「真・黒色無双」(英語名:MUSOU BLACK)を使用し、全塗装を施したカスタマイズカーです。

その黒さは、2019年ドイツのフランクフルトモーターショーで話題となった「VANTA BLACK(ベンタブラック)」を採用したBMWのショーカー「X6」以上で、光を99.4%吸収するまさに漆黒のポルシェなのだそうです。

●光吸収率99.4%の塗料を使用

今回、このクルマを製作したピットワンは、クルマの鈑金塗装、新車・中古車販売、車検・整備やタイヤ交換、足まわりなど、クルマのことならなんでも対応できるショップです。

世界一黒いポルシェが名古屋に出没
全塗装を施したのは岐阜県のピットワン

また、今回ポルシェ911の全塗装で使用した「真・黒色無双」は、光陽オリエントジャパンが2020年9月に販売を開始した、世界一黒い水性アクリル塗料です。

前述の通り、光吸収率は99.4%。対象物の表面に非常に大きな表面積の粉状塗膜層を作ることで、光を層の内部に閉じ込めて超低反射の黒い外観を得ることができるといいます。

さらに、塗装環境を選ばない水性塗料で、EU(欧州連合)における有害物質の規制であるReach、RoHSといった環境規制にも対応。

世界一黒いポルシェが名古屋に出没
ポルシェのエンブレムだけが浮き上がっているように見える

塗料自体もほぼ無臭のため、気軽に高品質な黒色塗装を楽しむことができることが特徴なのだそうです。

●夜の街では影のように見える黒さ

しかも、ピットワンによれば、今回使われた塗料「真・黒色無双」は、前述したBMWのショーカー「X6」に使用されたベンタブラックVBx2という塗料が全反射率1%なのに対し、全反射率0.6%とさらに低く、まさに「世界一黒いクルマ」になるのだとか。

世界一黒いポルシェが名古屋に出没
まるで影のような黒さ

ちなみに、ピットワンでは、このクルマで名古屋市街を走行したYouTube動画を公開していますが、夜の街を走る姿は、より黒さが引き立ち、かなりビックリします。

世界一黒いポルシェが名古屋に出没
2019年にドイツのフランクフルトモーターショーで話題となったBMW「X6」のショーカー

これは、真・黒色無双で塗装したクルマは、通常のブラック塗装と大きく異なり、周りが暗くなると影のようになってしまうためだとか。そのため、周りから認識しにくくなるため、走行前には念のため警察と陸運局に確認してから撮影したそうです。

なお、真・黒色無双は、粉状の光吸収層のため、塗膜の強度は非常に低く、軽い接触でも光沢の発生や塗膜の剥がれが発生するため、実際にクルマの全塗装には不向きなのだとか。インパクトがすごい黒だけに、ちょっと残念ですね。

ちなみに、このポルシェは、2022年7月末日までピットワン(岐阜県岐阜市柳津町栄町100)にて見ることができるそうです。

(文:平塚 直樹

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「世界で最も黒い」というBMW X6。実車はどのくらい黒いのか?【フランクフルトモーターショー2019】
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この記事の著者

平塚 直樹

平塚 直樹 近影
自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、クルマ選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!