■コーナーエアインテークはエアロダイナミクス向上へ複雑化
メルセデス・ベンツが現在開発中のミドルクラス・クロスオーバークーペSUV、「GLEクーペ」改良新型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
第2世代となる現行GLEクーペは2020年に登場しており、これが初の大幅改良となります。ニュルに出現したプロトタイプは、これまででもっともカモフラージュを削ぎ落とし、刷新されたフロントエンドが初めて露出しています。
バンパーコーナーのエアインテークはコンパクトになっていますが、エアロダイナミクス向上へ複雑化しているほか、下部インテークは引き続き台形を維持していますが、エッジが鋭くなっている様子がうかがえます。ヘッドライトの形状は同じに見えますが、内部のLEDデイタイムランニングライトの内側、垂直部分が削除されている可能性がありそうです。
後部ではテールライトに変化がみられ、上部が水平に新設計されているほか、リバースライトが上から下へ移動しているなど、内部グラフィックも刷新されています。キャビン内では新設計のステアリングホイールを装備、アップデートされたインフォテインメントシステムや運転支援システムが予想されています。
パワートレインは、最高出力333psを発揮する3.0リットル直列6気筒ディーゼルターボエンジン(日本導入)、最高出力435psを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジン+最高出力21psを発揮する電気モーター「EQ Boost」を搭載するAMG「GLE 53」などがキャリーオーバーされる見込みです。GLE 53では最高速度250km/h(電子制御)、0-100km/h加速5.2秒の動力パフォーマンスを持ちます。
GLEクーペ改良新型のワールドプレミアは、最速で2022年内と予想されています。