■先進安全装備はベース車と同じ
フィアット500Xは、ジープ・レネゲードと同じプラットフォームを使いながら、まったく異なるコンパクトクロスオーバーSUVに仕立てられています。そのフィアット500Xに、240台限定の「500X Comfort(コンフォート」が設定され、2022年6月30日(木)から販売されます。
ベース車は「500X Cross」で、専用ボディカラーやアルミホイールを備えながら装備を厳選することで、ベース車よりも10万円抑えたリーズナブルな価格設定が特徴。
そのボディカラーは、人気の「ジェラートホワイト(限定80台)」「テクノグリーン(限定80台)」のほか、カタログモデルには設定されていない「シルバーグレー(限定80台)」の計3色展開になっています。
さらに、ベース車である「500X Cross」に対し、外径がサイズアップされた18インチアルミホイールが備わり、精悍なエクステリアに仕立てられています。
ヘッドライトとフォグランプは、受注生産の「500X」と同様にハロゲン式になります。シートは、ヒーター機能付のファブリックシートを用意。
ほかの装備は「500X Cross」に準じていて、レザーステアリングホイール、デュアルゾーン式フルオートエアコン、アダプティブクルーズコントロールなど、快適、安全装備が充実。冬季にワイパー周辺に積もった雪を溶かす熱線入りフロントガラスやヒーテッド電動ドアミラーなど、ウインタードライブをサポートする機能も備えられています。
さらに、走行中に車線から逸脱しそうなシーンで警告を発する「レーンディパーチャーウォーニング」、ミラーの死角にある併走車の存在を知らせる「ブラインドスポットモニター」、後退時に左右方向から接近する車両の存在を知らせる「リヤクロスパスディテクション」「リヤパーキングカメラ」なども装備されていて、安心・安全なドライブをサポート。
物価高は、新車販売の現場にも訪れていますが、こうした装備と価格のバランスに優れたモデルも狙い目といえそうです。
●価格:377万円
(塚田 勝弘)