■フロントの垂直DRLが2ストライプスデザインに進化
シトロエンがDSブランドで販売する、「DS3クロスバック」改良型プロトタイプをカメラが捉えました。
フィアットクライスラーオートモービルズと、PSAグループの大規模な合併であるステランティスは、12メーカー以上のブランドを1つの傘下に置きましたが、そのうちの1つがシトロエンの高級サブブランドであるDSです。
DS3クロスバックは、DSオートモービルが2009年から販売していたBセグメント・3ドアハッチバック&セミオープンカー「DS3」後継モデルとして2019年に登場、これが初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、フロントエンドをがっちりとカモフラージュ。そのディテールを確認するのは不可能です。
しかし、バンパーに取り付けられた垂直LEDデイタイムランニングライトが、新しい「DS4」コンパクトハッチバック/クロスオーバーにインスパイアされた、2ストライプスデザインに進化していることが確認できます。またヘッドライトのアウトラインに変化はなさそうですが、内部グラフィックが新設計されているように見えます。
さらにグリルは拡大され、下部エアインテークに接続されたシングルグリルが採用される可能性がありそうです。
後部は偽装がなく、現行型と同じデザインが見てとれますが、今後LEDテールライトのグラフィックを初め、バンパーなどもリフレッシュ、ホイールデザインやボディカラーの追加も期待されます。
市販型では、「CPM/eCMP」アーキテクチャ(CommonModularPlatform)を採用、ターボチャージャー付きの1.2 Puretechガソリン、1.5 BlueHDiターボディーゼル、およびE-Tenseエンブレムを備えた完全電動パワートレインなどがキャリーオーバーされると予想されますが、新たにマイルドハイブリッド技術が導入される可能性もあるでしょう。
DS3改良型のデビューは、2023年内と予想されます。