■グリルは小型化され、その下の開口部も小さく新設計
アウディの欧州Dセグメント「A4」派生ワゴン「A4アバント」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
A4は、2020年代終わりにフルエレクトリックに移行する前に、パワートレインのラインアップ刷新を図るとみられます。
開発は初期段階のため、まだまだプロトタイプの擬装は厳重ですが、グリルは小型化され、その下の開口部も小さくなっていることがわかります。
ヘッドライトもタイトに見え、フロントバンパーの両サイドには縦型のベントが配置されているほか、ドアハンドルが滑らかになり、空力的に利点をもたらす可能性がありそうです。
後部では、テールゲートのカモフラージュにある小さな長方形の切り抜きはリバースライトが配置されている場所であることを示し、LEDテールライトはプレースホルダー(ダミー)ながら、実際の幅を確認することができます。
両サイドのライトの間には、LEDライトバー、あるいはトリムピースが隠されているはずです。次期型では、全体的にコンポーネントがコンパクトデザインとなった印象ですが、ボディは拡大し「A6」の領域に入ると思われます。
次期型は、排出ガス規制の強化から、パワートレインはガソリンまたはディーゼルエンジンにプラスして電力により出力を供給することになります。おそらく、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジン or ディーゼルエンジン+マイルドハイブリッド、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン+プラグインハイブリッドのラインアップとなるでしょう。
フルエレクトリック化に向け推進する同社では、A4ももちろん含まれます。
次世代型では、フルEVの「A4 e-tron」バリアントを最後の内燃機関モデルと一緒に導入することで、移行をスムーズに、そして先取りする可能性もありそうです。また次世代型では、マニュアルギアボックスが廃止されオートマチックのみの設定が予想されています。
A4次期型の登場は2023年後半に期待できそうです。