■1970年にレースカーとして開発、当時史上最軽量の911として24台を製造
ポルシェは現在、主力「911」の派生モデルを増殖中ですが、新たなヘリテージモデルとなる「911ST」を発売することが判明すると同時に、そのプロトタイプをカメラが捉えました。
オリジナルの911STは、1970年にレースカーとして開発、当時史上最軽量の911として24台が生産された幻のモデルです。
約50年ぶりに復活となる新型「ST」プロトタイプは、最近発売された「SportClassic」のダブルバブルルーフを採用。フロントバンパー、ボンネットスクープ、ホイール、際立つディフューザー、デュアルエキゾースト、リアバンパーなどからみて、「911GT3ツーリング」をベースとして開発されているようです。ただし、GT3とウィングレスGT3ツーリングの両方と異なる点もいくつかあります。
最も顕著な違いは、新設計されたフロントフェンダー後部のエアアウトレットです。またドアも微調整されているほか、足回りでは幅の広いY字スポークを備えたセンターロックホイールが確認できます。
後部での注目は、エンジンカバーのメッシュに配置されている黒い円でしょう。おそらくスポーツクラシックのようなポルシェヘリテージのロゴが配置されると思われます。
STのパワートレインもGT3ツーリングと共有する可能性があり、その場合、自然吸気の4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、6速マニュアル、またはオプションの7速PDKオートマチックと組み合わされ、最高出力は502ps、最大トルク469Nmを発揮すると見ています。
2021年噂によると、ポルシェは3台のヘリテージモデルを計画しており、1つ目はスポーツクラシック、次はST、そして最後に「RS」が予想されています。