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■安さにこだわってコストを忘れないことも大切
実は、ガソリンをわざわざ入れに行くという行為がとても無駄です。
たとえば、5km離れたガソリンスタンドがリッターあたり1円安いからといって、往復10km掛けて入れに行き、そのために0.5Lのガソリンを無駄にしてしまったら、リッターあたり20km/L走るクルマでガソリンが1L=150円だとすると75円のコストですから、75L以上給油しないと元が取れません。
時間と手間を考えれば、その差はさらに広がります。
それでも、ガソリンを少しでも安く入れたいと思っている人も多いことと思います。クルマで移動していたら、さっき給油したスタンドよりも安い表示が掲げられているスタンドを見つけてがっくりすることもしばしば…。
少しでも安いガソリンを入れるにはどうしたらいいのでしょう?
●表示価格を鵜呑みにしない
ガソリンの店頭表示価格は、もっとも安いタイプの価格が表示されています。
ガソリン価格は複雑で、現金、カード、現金会員、カード会員、プリペイド…などがあります。
多くの場合、一番安いのはプリペイドです。いつも利用するスタンドならば、プリペイド払いを利用するのは賢い方法ですが、通りがかりのスタンドで表示価格の安さに釣られて入ってしまうと、プリペイド払いが安くて、そのほかの価格は高いことがあるので注意が必要です。
●会員になる
多くのスタンドでは現金会員やカード会員をつねに募集していますし、そうした会員は、入会金も年会費も無料なことも多くあります。
会員カードが増えることなどがイヤでなければ、そうした会員になることで、いくらかリーズナブルな価格での給油が可能になります。
石油元売り系(エネオス、出光昭和シェルなど)の会員や、大手ガソリンスタンドチェーン(宇佐美など)の会員になると、同じ系列で割引きを受けられるのが通常です。そうした会員になりつつ、いつも使う店舗での独自の会員にもなっておくと、さらにリーズナブルになることも多くあります。
●コストコは周辺のスタンドにも注目
会員制でガソリンが安く入れられる、ということで話題になっているのが、会員制スーパーのコストコです。
コストコの店舗は郊外にあることが多く、ガソリンスタンドを併設している店舗もあります。
コストコ内のガソリンスタンドは、コストコの会員であればコストコのクレジットカードかプリペイドカードを使って支払うことができます。市中の価格より10〜20円安いことが相場です。
コストコの個人の年会費は4840円なので、たとえば市中よりも15円安ければ323Lの給油量が損益分岐点になります。リッターあたり20km/L走るクルマでも、6460km走ればこのガソリン量が必要なので、コストコを利用していなくても、近くにある方なら会員になって会費分を回収するのはさほど難しくはないでしょう。
また、コストコのガソリンスタンドがある周辺では競争のため、ほかの地域よりも価格が下がっていることも多くあります。
●石油元売り系アプリやLINEおともだち追加を使う
最近は単純に会員になるよりも、アプリを使うことで割引きになったり、クーポンが発行されたりということで安く入れられることも多くあります。
こうしたアプリを入れつつ、さらにポイントカードなどを連携させることで、よりお得にガソリンが入れられることも多くなってきています。
エネオスなどはアプリだけではなく、LINEおともだち追加で割引き、というようなキャンペーンも行っています。
●ガソリン価格検索サイトを使って移動中に給油
ポイントやマイレージの考慮などを除けば、ガソリンは通りがかりに入れるのが一番いいと言えます。とはいえ、高いガソリンを入れてしまったら元も子もありませんので、価格をしっかりと把握することが大切。
そのために利用したいのが、ガソリン価格を検索できるアプリやサイトです。下にURLを載せておきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
まだまだ原油価格は下がりそうにありません。お得に、損しないようにカーライフを楽しんでくださいね。
(文:諸星 陽一)
【関連リンク】
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