三菱の高級セダン「ディアマンテ」とマツダの4代目「ロードスター」がデビュー【今日は何の日?5月21日】

■国民が刑事事件の審判を協議する「裁判員制度」が始まる

2009年5月21日、国民が刑事裁判に参加する「裁判員制度」が始まりました。一般市民が地方裁判所で行われている刑事事件に参加して、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑にするのかを、裁判官と一緒に決める制度です。裁判への国民の意識を反映させて、司法の信頼を高めるのが目的。実施当初は「選ばれたら仕事はどうしよう」などと戦々恐々としていましたね。

5月21日には、タレントの梨花、俳優の岡本健一、声楽家の米良美一、陸上選手の高野進、作曲家の中村泰士、政治家の板垣退助、浄土真宗の親鸞、画家のアンリ・ルソーなどが生まれています。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?

●先進技術を満載した三菱の高級セダン・ディアマンテがデビュー

1990(平成2)年5月21日、三菱自動車から高級4ドアセダン「ディアマンテ」がデビューしました。

1990年発売の三菱初の高級セダン・ディアマンテ
1990年発売の三菱初の高級セダン・ディアマンテ

スタイリングは、往時のBMWにも似た逆スラントノーズのスポーティなピラードハードトップ。パワートレインはすべてV6の2.0L SOHC&2.5L DOHC&3.0L DOHCの3種のエンジンと、4速ATおよび5速MTの組み合わせが用意されました。

三菱初の高級セダンとして積極的に先進技術を採用し、クラス初の4WD車をラインナップして「アクティブ・フォー・システム」を採用。これは、4WS(4輪操舵)/4ABS(アンチロックブレーキシステム)/4IS(4輪独立懸架)を統合したシステムで、セダンとしては珍しい装備でした。また2WD車には、同様の技術を適用した「アクティブ・ツー・システム」が採用されました。

落ち着いた上品なフォルムと3ナンバーのゆったりした室内、先進技術満載のディアマンテは、市場でも高い評価を得て好調な販売を記録。バブル崩壊が1991年に始まったことを考えると、数年デビューが早ければ爆発的な人気を得たのでは、と思えるような洗練されたクルマでした。

●原点回帰したマツダの4代目ND型ロードスターがデビュー

2015(平成27)年5月21日、マツダから4代目のND型「ロードスター」がデビューしました。1989年に登場した初代NA型ロードスターは、ライトウェイトのオープンスポーツカーの代表として高い人気を獲得しました。続く2代目、3代目も人気を博しましたが、徐々に高まった安全性や環境対応のために、本来のライトウェイトの魅力がやや薄れてきました。

2015年にデビューした4代目(ND型)ロードスター
2015年にデビューした4代目(ND型)ロードスター
ND型ロードスターのリアビュー
ND型ロードスターのリアビュー

このような流れの中、4代目ロードスターの基本コンセプトは、原点回帰。本来のコンセプトであるライトウェイトスポーツを、先進技術によって仕立てるというものでした。クルマ全体の技術については、マツダが独自開発した「SKYACTIV」テクノロジーで統合。高効率の直噴エンジンの「ACTIV-G(1.5L直4 DOHC)」、小型軽量の新世代トランスミッション「ACTIV-MT」、高剛性と軽量化を実現した「SKYACTIV-BODY」、操安性と乗り心地を高めた「ACTIV-CHASSI」などです。

黒でまとめたシックなND型ロードスターのインテリア
黒でまとめたシックなND型ロードスターのインテリア

スタイリングは、マツダの新しいデザインテーマ“魂動”を基本に、低く短いフロントオーバーハングとコンパクトなキャビンで躍動感を演出。伝統の前後重量配分50:50をキープしつつ、先代に対してボディをコンパクトにして車両重量が100kgあまり軽量化されることで、軽快で安定した走りが実現されました。

4代目ロードスターは、発売1ヶ月で5000台を超える好調な受注を記録。スポーツカー冬の時代ながら、名車ロードスターの伝統を継承し、世界中からも高い評価を受けたのでした。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン