■コーナーには「X2」に触発されたエアインテークが配置
BMWは現在エントリー・クロスオーバーSUV『X1』を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
約半年ぶりにニュルブルクリンクに出現した開発車両は、生産型ヘッドライトを装備し、フロントエンドデザインがかなり見えてきています。
キドニーグリルは若干拡大され、バンパー中央のインテークはスリムで拡大、コーナーには「X2」に触発されたエアインテークが配置されています。
また充電ポートがないことからも、このプロトタイプがプラグインハイブリッドでないことがわかります。
側面では、ダミーボディパネルが一部残っていますが、ホフマイスターキンクの形状が初めて露出、ドアにはポップアップドアハンドルが採用されています。
後部では、4本のテールパイプなく、非Mパフォーマンスバージョンと予想されます。
最新プロトタイプでもう一つ明らかになったのは、大型「X5M」や「X6M」同様にリアバンパーに垂直にデザインされたリフレクターが配置されていることでしょう。
キャビン内は、第2世代の「2シリーズ アクティブツアラー」と同様のミニマリストインテリアを備えます。そこには新設計の3スポークステアリングホイール、自立型タッチスクリーン・インフォテインメントユニット、デジタルインストルメントディスプレイ、無駄なボタンを省いたクリーンなダッシュボードが採用されると思われます。
市販型では、MINI「クロスオーバー」次期型も支える「UKL/FAAR」プラットフォームの進化版を採用、駆動方式は前輪駆動ですが、パフォーマンスのバリエーションでは全輪駆動となることが予想されます。
パワートレインの詳細は不明ですが、ターボチャージャー付き直列3気筒、あるいは4気筒のほか、プラグインハイブリッド、そしてフルエレクトリック「iX1」がラインアップされることがわかっています。
X1次期型は、EVモデルの『iX1』とともにドイツのレーゲンスブルク工場で生産され、2022年に発売されると予想されています。