■従来のタッチパッドからステアリングホイールのボタンを介して操作へ
メルセデス・ベンツは現在、エントリーモデル「Aクラス」改良型を開発中ですが、ハッチバック、およびセダン最新プロトタイプを同時スクープするとともに、その内部も激写しました。
現行「W177」型は、2019年モデルとして2018年に登場、これが初の大幅改良となります。
スウェーデン北部で捉えたプロトタイプはボディ前後をカモフラージュ。ハッチバック、セダンともメッシュグリルが新たに採用されています。
メルセデスのロゴが配置される中央には、電子運転支援システム用のセンサーが収納されているように見え、統合される可能性があるでしょう。
ヘッドライトは生産型と思われ、內部のLEDデイタイムランニングライトやグラフィックが新設計されている様子もうかがえます。
キャビン内では、センターコンソールが刷新され、MBUXインフォテインメントのタッチパッドが見当たらず、代わりに追加された収納コンパートメントと新しいカップホルダーが確認できます。
これはおそらく、顧客がタッチスクリーン、音声コマンド、またはステアリングホイールのボタンを介してインフォテインメントを操作することを示唆していると思われます。
パワートレインは、最高出力163psを発揮する1.3リットル直列4気筒ガソリンターボ、最高出力224psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン、ディーゼルでは最高出力150psを発揮する2.0リットル直列4気筒、最高出力150ps、190psを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジンなどがキャリーオーバーされると予想されます。
注目はルノー製1.3リットルエンジンから変更される、メルセデスと吉利による共同開発ユニットで、マイルドハイブリッド+1.5リットル直列4気筒エンジンの追加が噂されています。
Aクラスファミリー改良型のデビューは、2022年後半となりそうです。