目次
■Q1はGRスープラ強し!?
5月3日(火)、4日(水)に静岡県・富士スピードウェイで開催の2022 AUTOBACS SUPER GT第2戦「FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE」。5月3日はその公式予選が行われました。
GT500の予選では開始直後ではなかなかコースインをせず、タイヤのウォームアップラップとアタックラップを最小限にして、決勝時のスタートタイヤを温存しようとする場合が多いのですが、この日の予選開始時点での気温が16度、路面温度が20度と低めであることから、Q1開始直後からタイヤのウォームアップを始めるチームが出てきます。
そんな状況下で最初にアタックを始めたのが12号車 カルソニック IMPUL Zで、1分27秒940を出します。
これに続くかのように各チームともアタックラップに入ると、37号車 KeePer TOM’S GR Supraが1秒以上も速いタイムでトップ浮上。
そのKeeperを破ったのが、チェッカーラップで速さを見せた36号車 au TOM’S GR Supra。1分26秒301というタイムでQ1トップ通過を決め、TOM’SのGRスープラが1位、2位と独占します。
開幕戦岡山でポールtoウィンをキメた14号車 ENEOS X PRIME GR Supraは、サクセスウェイトが響いたのか9番手でQ2進出ならずとなりました。
●Q2はヨコハマタイヤ強し! ポールはWedsSport ADVAN GR Supra
Q2は16時11分から10分間で行われました。各チームとも開始直後からコースインし、タイヤを丁寧に温めていきます。
残り時間2分を切ったところで、Q1でトップだったau TOM’S GR Supraがジュリアーノ・アレジのドライブで1分26秒974を出してきます。しかしその直後に、19号車 WedsSport ADVAN GR Supraが1分26秒149でトップタイムになると、これに続くかのように24号車 リアライズコーポレーション ADVAN Zが1分26秒449で2番手となります。
ここからダメ押しでWedsSport ADVAN GR Supraが1分26秒137とタイムを更に縮めてポールポジション決定!
WedsSport ADVAN GR Supra、リアライズコーポレーション ADVAN Zともにヨコハマタイヤを履くチームで、Q2ではヨコハマタイヤ勢がフロントローを独占することとなりました。
ヨコハマタイヤのフロントロー独占は2021年の第7戦もてぎ以来となります。
しかし決勝は450kmの長丁場。どのようなドラマが展開されるのかは神のみぞ知るところ。そのスタートは4日の14時30分、100周で競われることとなります。
【SUPER GT2022 第2戦 富士 GT300 予選結果】
順位 ゼッケン 車名 ドライバー タイム
1 19 WedsSport ADVAN GR Supra 国本雄資 阪口晴南 1’26.137
2 24 リアライズコーポレーション ADVAN Z 佐々木大樹 平手晃平 1’26.449
3 3 CRAFTSPORTS MOTUL Z 千代勝正 高星明誠 1’26.452
4 37 KeePer TOM’S GR Supra サッシャ・フェネストラズ 宮田莉朋 1’26.548
5 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀 福住仁嶺 1’26.569
6 38 ZENT CERUMO GR Supra 立川祐路 石浦宏明 1’27.053
7 100 STANLEY NSX-GT 山本尚貴 牧野任祐 1’27.161
8 36 au TOM’S GR Supra 坪井翔 ジュリアーノ・アレジ 1’27.273
9 14 ENEOS X PRIME GR Supra 大嶋和也 山下健太 1’26.810
10 12 カルソニック IMPUL Z 平峰一貴 ベルトラン・バゲット 1’26.989
11 23 MOTUL AUTECH Z 松田次生 ロニー・クインタレッリ 1’27.090
12 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 笹原右京 大湯都史樹 1’28.305
13 64 Modulo NSX-GT 伊沢拓也 大津弘樹 1’28.853
14 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 関口雄飛 中山 雄一 1’29.133
15 17 Astemo NSX-GT 塚越広大 松下信治 1’32.072
(写真:吉見 幸夫、松永 和浩/文:松永 和浩)