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■キャンプ経験者1172名にアンケート調査
いよいよGWもスタートし、本格的な行楽シーズンが到来しましたね。そして、最近人気のレジャーといえば、やはりアウトドアやキャンプ。コロナ禍でも人込みを避けて楽しめることで、ますます注目を浴びています。
特に、こうしたレジャーでは、クルマがあればキャンプ用品などの荷物を積めるため便利ですが、実際に一般ユーザーは、どのような交通手段を使っている人が多いのでしょうか?
定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルでは、キャンプに行ったことのある全国の男女1172名を対象に、自家用車を持っているかどうか、キャンプに行く際の手段などについて、インターネットによる調査を実施。
その結果、キャンプに行く時の交通手段では「自家用車」が最多、今乗っているクルマで多いのはホンダの「ステップワゴン」、乗ってみたいクルマの1位はトヨタの「ランドクルーザー」であることなどが分かりました。
●キャンプにクルマを使う人は84.9%
今回の調査は、2022年3月18日〜3月28日の期間に、アンケート形式で行われたものです。まず、アンケートでは、キャンプに行くことのある全国の男女1172名に対して、「クルマを持っているかどうか」を質問。その結果は以下の通りです。
・「持っている」:74.7%(876人)
・「持っていない」:25.3%(296人)
キャンプに行く機会のある人の4名中3名は、クルマを持っているという傾向のようです。
また、調査では、「キャンプに行く際の交通手段」についても聞いており、結果は以下の通りになりました。
1位:「自家用車」 76.3%
2位:「電車」 9.8%
3位:「レンタカー」 6.9%
4位:「自転車」 1.9%
5位:「カーシェア」 1.8%
6位:「そのほか」 3.3%
1位の「自家用車」に、3位の「レンタカー」や5位の「カーシェア」の割合を含めると、キャンプにクルマを使う人の全割合は84.9%となり、圧倒的に多いことが分かります。
●キャンプで乗るクルマのベスト5
次に、調査では、上の質問で「自家用車」と答えた人たちに、「車種」についても質問。
その結果、ベスト5は以下の通りになりました。
1位:ホンダ「ステップワゴン」
2位:トヨタ「シエンタ」
3位:ホンダ「フリード」
4位:トヨタ「アクア」
5位:日産「セレナ」
1位のステップワゴンや5位のセレナといったミドルサイズのミニバンのほか、2位のシエンタや3位のフリードなど、コンパクトサイズのミニバンが入るなど、ミニバンタイプが上位を占める結果となりましたね。
ちなみに、今回の調査結果を、クルマのタイプ別に分類すると、以下のようになったといいます。
1位:「ミニバン」 30.0%
2位:「コンパクトカー」 15.0%
3位:「軽自動車」 15.0%
4位:「SUV」 13.0%
5位:「セダン」 5.0%
6位:「ワゴン」 2.0%
7位:「クーペ」 1.0%
「そのほか」:19.0%
やはりミニバンが最多ですね。きっと、ほかの車種に比べて車内空間が広く、多量の荷物を載せられることや、シートアレンジが豊富で大人数の移動や車中泊にも対応できることなどが人気の理由なのでしょうね。
ちなみに、今回の調査で車種別の1位になったステップワゴンは、2022年5月26日にフルモデルチェンジを受けた6代目が発売される予定です(現在、先行予約を受付中)。
現行モデルは、スタンダード仕様と上級グレードのスパーダとを設定していますが、新型は新しくシンプルなデザインのエアーを設定。スパーダと並列グレードとしたほか、スパーダには上級グレードのプレミアムラインも用意します。
新型について、ホンダはまだ価格など詳細を発表していませんが、2列目や3列目のシートアレンジがさらに豊富となっているそうですから、アウトドアユースでも、より使いやすさがアップしていることが期待できます。
なお、最近人気が高く、アウトドアにも対応するSUVは、意外にも4位という結果になっています。
●キャンプに乗って行きたい憬れのクルマは?
さらに、調査では、同じく「自家用車」でキャンプに行く人たちに、「乗って行きたい車種」についても聞いています。その結果は以下の通りです。
1位:トヨタ「ランドクルーザー」
2位:トヨタ「ハイエース」
3位:トヨタ「アルファード」
3位:スズキ「ジムニー」
5位:トヨタ「ヴォクシー」
5位:日産「エクストレイル」
上の質問で聞いた実際にキャンプに乗っていくクルマと、乗っていきたい、つまり憧れているクルマは違うみたいですね。特に、トップ3は、ランドクルーザーがSUV系、ハイエースはワンボックス系、アルファードはミニバン系といったタイプの違いはありますが、いずれも高級車と呼んでも間違いなしのモデルばかりです。
たとえば、価格(税込)は、1位のランドクルーザーが550万円〜800万円、3位のアルファードが359万7000円〜775万2000円。2位のハイエースの場合は、比較的安いグレードもありますが、ワゴンタイプで290万3600円〜403万9100円、バンタイプでも239万2100円〜419万600円。やはり、上のグレードでは、価格が高くなります。
特に、1位のランドクルーザーは、今回の調査で「実際にキャンプに乗っていくクルマ」のタイプ別ランキングで4位だったSUVに属しますが、「乗っていきたい」ランキングでは堂々の1位です。
数あるSUVのなかでも価格が特に高い部類のクルマではありますが、悪路での高い走破性にも実績があり、アウトドア派などに昔から高い支持を受けています。
しかも、現行の300系は、2021年8月に発売されましたが、世界的な人気により現在納期はなんと4年待ち。なかなか手に入れられないことも、憬れのクルマで1位になった理由なのかもしれませんね。
ちなみに、この調査結果をクルマのタイプ別で分類した場合、
1位:「SUV」 38.0%
2位:「ミニバン」 31.0%
3位:「軽自動車」 8.0%
4位:「コンパクトカー」 4.0%
5位:「セダン」 3.0%
「そのほか」 16.0%
となっており、タイプ別でも、憬れのクルマにSUVを選ぶ人が最多だったようです。
(文:平塚直樹)