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■休憩施設として立ち寄るだけでなく、目的地となっている
2022年4月25日に、首都高速川口線上りの川口PA(パーキングエリア)が川口ハイウェイオアシスにリニューアルオープンしました。
従来のレストランや売店、トイレといった施設に加えて、有料の全天候型あそび場「アソブーン」。そして隣接するイイナパーク川口も利用できるようになりました。
この川口ハイウェイオアシスは、首都高速の利用客だけでなく、一般道からの利用も可能となっているのが特徴です。
ハイウェイオアシスは全国にあり、高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)などに隣接した休憩施設のこと。休憩施設だけでなく、情報、観光、レジャー施設などの機能も併せ持っています。
またハイウェイオアシスは高速道路から降りることなく利用できるうえ、一般道からのアクセスも可能となっているのが特徴です。
ここでは、ゴールデンウィークや夏休みなどのロングドライブの際に立ち寄りたい、ハイウェイオアシスのベスト3を紹介しましょう。
●刈谷ハイウェイオアシス(伊勢湾岸道・刈谷PA)
国内のテーマパークで来場者数第3位となっているのが、愛知県にある刈谷ハイウェイオアシスです。高速道路である伊勢湾岸道の刈谷PAに隣接しています。この刈谷ハイウェイオアシスがオススメの第1位です。
刈谷ハイウェイオアシスは、セントラルプラザと呼ばれるレストランや、地域の特産品を販売するショップなどが入った建物を中心に、観覧車、地元をPRするオアシス館刈谷INFOBOX、天然温泉かきつばた、デラックストイレ、そして岩々池公園で構成されています。
刈谷ハイウェイオアシスのランドマークとなっている観覧車は高さ60m、一周12分で楽しめます。クーラーやシートヒーター付き36台のゴンドラに加えて、イス、床、そして壁も透明なシースルーゴンドラを4台設置。さらに、車イス対応ゴンドラも2台設置するなど、高いホスピタリティを誇ります。
刈谷市発の天然温泉であるかきつばたは、外には手軽に利用できる足湯もあるので、旅行の疲れをリフレッシュするのにもいいでしょう。
デラックストイレと名付けられたトイレは、2022年4月にリニューアルオープンしたばかり。ローマにあるコロッセオのようなアーチ状のひさしと、透明感ある一面ガラス張りの建物が特徴です。
男女合わせて48個ある個室のトイレには、「トレミーの48星座」の物語を散りばめています。星座と壁紙の関連性を考えたり、自撮りにぴったりな壁紙の個室でSNSにアップする楽しみもあります。
●富士川ハイウェイオアシス(東名高速・富士川SA)
オススメのハイウェイオアシス第2位は、東名高速道路上り線にある富士川SAに隣接している富士川楽座です。
富士川SAには、ドッグランやワンちゃんと一緒に乗れることができる観覧車などの施設が充実しています。また、天気が良ければ日本一の富士山を見ることもできます。
富士川楽座は、静岡県内の様々なグルメが楽しめるレストランやフードコートをはじめ、体験館どんぶら、そしてプラネタリウムで構成されています。
体験館どんぶらは、科学や身の回りの事象をテーマにしたオープンエンドスタイルの施設。現在は、富士川楽座22周年企画として、どうぶつ原寸大図鑑展が開催されています。
プラネタリウムは、直径14mのドームスクリーンに究極の星空を映し出す投影機メガスターによって、見る人すべてを魅了します。
利用料金は2施設セット券が大人1150円。体験館どんぷらのみならば、620円となっています。
●淡路ハイウェイオアシス(神戸淡路鳴門自動車道・淡路SA)
全国にあるハイウェイオアシスでオススメ第3位は、兵庫県にある淡路ハイウェイオアシスです。ここへは神戸淡路鳴門自動車道、淡路SA上り、下り線どちらからも行くことができます。
淡路SAの下り線には、一緒にドライブしているワンコがリフレッシュできるドッグランに加えて、一緒に乗れる観覧車が設置されています。
施設内には、異なるテーマをもった6つのレストランがあり、淡路牛、鯛、淡路島玉ねぎなど、地元の素材を使用した食事を楽しむことができます。
約50,000m2という広さを誇る芝生広場をはじめ、明石海峡大橋をはじめ、神戸、大阪、和歌山を一望できる約20分のお散歩コースがある花の谷。
ふわふわドームや回転遊具のある「木の遊び場」、水鉄砲や水上アスレチック遊具で夏に大人気の「水の遊び場」、大きな石の砦を探検できる「石の遊び場」と、お子さんが1日中遊んでも飽きないスポットとなっています。
公園内で一番高い、標高218mの場所にある展望デッキからは明石海峡大橋だけでなく、条件が良ければ神戸空港や関西国際空港も見ることができます。
クルマによる長距離移動が増えるシーズン。こうした施設でしっかりと休憩をとり、リフレッシュして安全運転を宜しくお願い致します。
(文・写真:萩原 文博)