「ドライブが楽しい!」竹川由華×アバルト595【注目モデルでドライブデート!? Vol.123】

■ちょっとヤバいかも

竹川由華×アバルト595
今回の“彼女”は、竹川由華さん!

ボクが「アバルト595」を愛車にしている理由は、運転が楽しいからだ。

竹川由華×アバルト595
アバルト595

アバルト595は「フィアット500」をベースにしたスポーツモデルで、ボディは同じだから見た目は似ている。だけど走りは全くと言っていいほど違う。

何が違うかといえば刺激。

フィアット500の走りは、クセの強い「ツインエア」エンジンを積んだモデルでない限りはいたってフツーだ。味わい深いけれど、刺激はない。

竹川由華×アバルト595
刺激の塊

だけどアバルトとなり、サソリの毒が注入されると話が変わってくる。この小さいボディに、ミニマムでも135ps、最高峰モデルとなれば180psのエンジンを搭載。走りが楽しくないわけがない。

竹川由華×アバルト595
アバルトなインテリア

でも、アバルト595の楽しさはむしろ数字じゃなくて数字に表れない部分。レコードモンツァというマフラーによる、まるでV8エンジンみたいに盛大に響く排気音(この音量で車検に通るのが信じられないほど)、まるで「もっとアクセルを踏んでくれ!」と誘うかのように、回転が上がるほどに炸裂するパワー感、そして勢いで強引に曲がるようなハンドリング。どれも運転を楽しくしてくれる要素だ。

「こいつちょっとヤバいかも」って思わせるような暴れ馬というか、やんちゃな感じが楽しい。この調律はさすがアバルトだ。

竹川由華×アバルト595
デートカーに最適!?

●ウィークポイントを超えて

竹川由華×アバルト595
「運転しちゃおうかな?」

クルマとして考えると、ドライビングポジション(ミニバンのように着座位置が高い)やペダルレイアウト(全体に左に寄っている)はヘンだし、ボクの愛車が「コンペティツィオーネ」だからなのかもしれないけれど、乗り心地は悪いし、あまり評価は高くないのかもしれない。

でも、そんなことは全然気にならない。だって、それを超える楽しさがあるのだから。

竹川由華×アバルト595
いたるところにサソリマーク

大切だからもう一度繰り返しておこう。楽しければいい。人生楽しんだもの勝ちだ。

アバルト595には、ウィークポイントを超える楽しさがある。だからボクはこのクルマを選んだのだ。

「乗り心地? 慣れるかなと思ったけど、ちょっとしんどいね。でも、ドライブが楽しいから気にならないな。見た目の雰囲気は気に入っているよ」

竹川由華×アバルト595
「ワタシも見てほしい」

彼女も、どうやらサソリの毒にやられてしまったらしい。無事を祈る。

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:竹川 由華/ヘア&メイク:塩野みのり/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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