フォルクスワーゲンの新型パサートGTEヴァリアントはEV航続距離57kmを確保し最新の先進安全装備を搭載!

■日常使いの大半をモーター走行でカバーできる

電動化の流れが加速する中、EVやPHEVの新たな選択肢が増え続けています。

2022年4月5日(火)、フォルクスワーゲンパサート・ヴァリアントにプラグインハイブリッドの「Passat GTE Variant」が追加されました。同日から今年の生産割当分の販売が開始されています。年内の割当分は、約50台。

フォルクスワーゲン・パサートGTEヴァリアント
新型フォルクスワーゲン・パサートGTEヴァリアントのエクステリア

搭載されるパワートレーンは115kW(156PS)の1.4TSIガソリンエンジン、85kW(116PS)のモーターが組み合わされた独自のハイブリッドシステム。

フォルクスワーゲン・パサートGTEヴァリアント
フォルクスワーゲン・パサートGTEヴァリアントのリヤビュー

先代よりもバッテリー容量が9.9kWhから13.0kWhへと約30%増やされたことで、EV航続可能距離が57km(WLTPモード)まで延びています。

ナビ画面の「レンジモニター」では、その時点で走行可能なモーター走行距離の確認も可能です。通勤や送迎、買い物などの日常使いの大半をCO2を排出しないEV走行のみで対応できます。

充電は200V普通充電に対応しています。ちなみに、2016年6月に発売されたGTEシリーズ(セダン、ワゴン)のEV走行距離は、51.7km/L(当時は、JC08モード)でした。

フォルクスワーゲン・パサートGTEヴァリアント
200Vの普通充電に対応する

走行モードは、先代と同様にモーターのみで走行する「EV」モード以外にも、モーターとエンジンを効率よく使って走行する「ハイブリッド」モードに加えて、モーターとエンジンの両方のパワートレーンを使って力強く走行する「GTE」モードを用意。

「ハイブリッド」モードでは、走行中に回生エネルギーからバッテリーを充電することもできます。

フォルクスワーゲン・パサートGTEヴァリアント
1.4TSIガソリンエンジンを搭載する

外観は、他の新型パサートと同様のエクステリアデザインをまとっているほか、装備も充実しています。同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」やLEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」など、最新の先進運転支援システムが全車に標準装備されています。

設定されるボディカラーは、「パイライトシルバーメタリック」「ディープブラックパールエフェクト」「マンガングレーメタリック」「オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト(13万2000円の有償オプション)」。

新型パサートGTEヴァリアントの荷室容量は、通常時でも大容量の483Lが確保されていて、アウトドアや各種アクティビティなどの趣味を持つ層に最適な使い勝手を提供してくれます。

●ボディサイズ:全長4785×全幅1830×全高1510mm

●価格
「Passat GTE Variant」:634万5000円
「Passat GTE Variant Advance」:683万8000円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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