■シビックをベースとしたSUVか!?
2022年4月5日、アメリカの現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、北米向け新型SUV「HR-V」のエクステリアデザインを世界初公開しました。なお、北米での発売は、今夏の予定となっています。
日本向けのHR-Vは、1998年9月に「Jムーバー」シリーズの第二弾として発売され、若者をターゲットに据えた都市型のクロスオーバーSUVとして誕生しました。
「Small is Smart」を掲げ、「ワゴンでもクロカンでもないひと目でわかる斬新なスタイリング」「爽快なハンドリングとスポーティな走り」「様々な遊びや目的に応えるフレキシブルな室内空間」などの訴求ポイントを掲げ、スペシャリティカーのブームが過ぎ去った時代の若者にアピール。そして、2014年10月には、サンパウロ国際モーターショーにおいて、新型「HR-V(日本名:ヴェゼル)」が初公開されました。
日本でのHR-Vは、1998年発売の初代モデルでカタログ落ちしています。北米で2代目となる今回の新型HR-Vは、写真からも分かるように現行型の日本向けの2代目ヴェゼルとはまったく異なるフロントマスクが与えられています。
存在感のあるグリルとシャープなヘッドライトが特徴的なフロントマスクが、リヤまで伸びやかにつながるフォルムを備え、上質で洗練されたデザインが表現されたそう。
エクステリアは、水平なベルトラインと流麗なプロポーションに加え、先代よりもホイールベースが延ばされ、低く、踏ん張り感のある佇まいが目を惹きます。また、シビックをベースとした噂もあるボディサイズは、北米市場のニーズを踏まえ、週末のレジャーなどさまざまなアクティビティを楽しむのに十分なキャビンを確保。それでいながら街中でも軽快に運転できる扱いやすいサイズに収めているそう。
走りも磨かれていて、レスポンスの鋭いエンジンや、新採用の独立式リヤサスペンションの採用などにより、扱いやすさと洗練された走り、そして操る喜びの両立が図られているそうです。
北米向けの新型HR-Vは、北米以外でもグローバルでの販売が予定されているそうです。各地域での車名や装備仕様などの詳細については「今後の発表にご期待ください」とあり、日本での発売も期待されます。
(塚田勝弘)