■グリル中央にドライブアシストのセンサー類を埋め込みベンツロゴと統合
メルセデス・ベンツのコンパクトMPV、「Bクラス」改良型のプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
第3世代となる現行Bクラスは2018年に発売、4年が経過し、これが初の大幅改良となります。
ドイツ・シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ本社付近で捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュしており、最終デザインは不明ですが、グリルは新しいメッシュパターンを持つと予想されています。
グリル中央の黒い円には、車両の様々なドライバーアシストシステムのセンサーが収められており、量産型ではメルセデス・ベンツのロゴでカバーされることになるはずです。
そのほか、ヘッドライトのLEDデイタイムランニングライトを刷新、エアインテークを含むバンパーもリフレッシュされます。
後部では、上下2つのストリップがテールライトとバンパーを覆っており、ライトグラフィックが新設計されることは間違いないでしょう。
インテリアの写真はありませんが、ダッシュボードのワイドディスプレイ、3つの通気孔などに変化はなさそうで、ブランドの最新インフォテインメントシステムを搭載するほか、MBUXトラックバッドを排除。ドライバーは、音声コマンド、ステアリングホイールのボタンの押下、画面自体へのタッチを組み合わせて、クルマの機能を制御することになります。
Bクラスは、Aクラスセダン、ハッチバック、CLA、GLAと同じ107.4インチ(2,739mm)のホイールベースを採用。ボディ下部はAクラスと多くの共通点を持ちますが、上部ははるかに大きく、より広いヘッドスペースは改良型でも健在と言えるでしょう。
パワートレインは、最高出力136psを発揮する1.3リットル直列4気筒ガソリンエンジン、最高出力116psを発揮する1.5リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンをはじめ、最高出力160psを発揮する1.3リットル直列4気筒に最高出力102psを発揮する電気モーターが組み合わされる「B250e」などがラインアップされます。
Bクラス改良型のワールドプレミアは、2022年以内に行われると予想されています。