■ライバルは今後登場するアウディ「RS4アバント」や、メルセデスAMG「C63エステート」に
BMWは現在、ハードコア「M3セダン」の派生ワゴンとなる「M3ツーリング」を開発していますが、その市販型デザインとなる特許画像が流出、スウェーデンのエージェントから入手しました。
同社では、2000年に「M3ツーリングワゴン」を社内向けの研究開発を目的に試作車として制作しましたが、市販には至りませんでした。
M3ツーリングの市販化は、1985年から販売されている「M3」の歴史で初となります。
このエキサイティングなワゴンは、「M3セダン」のすべてのパフォーマンスをより実用的なワゴンボディに引き継ぎ、顧客に完璧なモデルのソリューションを提供すると述べています。
まったくカモフラージュのないそのエクステリアには、M3セダンと共有するメッシュのエアインテークを装備。
バンパー両サイドには垂直のエアカーテン、中央には巨大キドニーグリル、その他お馴染みのヘッドライトや、膨らんだフードなども確認できます。
市販型では、フロントフェンダーベント、スポーティなサイドスカートを装着、空力ミラーキャップと軽量ホイールも装備しますが、特許画像では未装着となっています。
画像では後部デザインも完全露出、新設計されたバンパー、ディフューザー、4テールパイプエキゾーストシステム、ルーフスポイラー、垂直の反射板などが見てとれます。
M3セダンのパワートレインは、3.0リットル直列6気筒「S58」ツインパワーターボエンジンを搭載し、最高出力480ps・最大トルク550Nmを発揮します。
コンペティションでは最高出力510ps・最大トルク650Nmを発揮しますが、M3ツーリングでは、全輪駆動のコンペティションのみの発売が予想されています。
満を持して発売されるBMW M3史上初の「ツーリング」ですが、市場では今年後半に導入予定のアウディ「RS4アバント」や、メルセデスAMG「C63エステート」と戦うことにります。