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■日本初ジャンボジェット機の女性パイロット誕生
1996(平成8)年3月25日、日本航空が東友子さん(当時は訓練生)をジャンボジェット機(ボーイング747型機)のパイロットとして乗務させることを発表。約1年間の訓練の後、翌年1997年9月23日の羽田-函館間で、副操縦士として初フライトを行いました。ちなみに、現在日本の航空会社の女性パイロットの割合は、全パイロットの約1%だそうでまだまだ希少ですね。
3月25日には、フィギュアスケートの織田信成、作家の志茂田景樹と島崎藤村、英国ミュージシャンのエルトン・ジョン、米国シンガーのアレサ・フランクリン、米女性レーシングドライバーのダニカ・パトリックなどが生まれています。本日紹介するのは、ダニカ・パトリックです。
●女性初のインディカー・シリーズ優勝者のダニカ・パトリックが誕生
ダニカ・パトリックは、1982年3月25日に米国ウィスコンシン州ベロイトで生まれました。10歳でカートレースにデビューし、15歳のときにカートのグランド・ナショナル選手権HPVクラスのチャンピオンに輝きます。2003年からは、チャンプカー・ワールドシリーズ傘下のトヨタ・アトランティック・シリーズで腕を磨きます。
2005年、レイホール・レターマン・レーシングから米国最高峰のインディカー・シリーズにデビューすると、早速インディ500で4位に食い込むなどの活躍をし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれます。衝撃的なデビューを飾ったダニカの活躍は、米国で大きな話題となり、雑誌の表紙を飾ったり、TVに出演したりと、ダニカ旋風が巻き起こります。
そして2008年、遂にインディジャパン300で優勝。女性ドライバー初のインディカー・シリーズでの優勝という快挙を成し遂げます。2018年の引退までのインディカー・シリーズと、以降のNASCARでの活躍から、ダニカ・パトリックはアメリカのモータースポーツ史上、最も活躍した女性ドライバーと評価されています。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?
●ホンダが韓国での4輪車の販売開始を発表!
2003(平成15)年3月25日、ホンダは2004年を目途に韓国において4輪車の販売を開始することを発表しました。それまで、韓国におけるホンダ車の販売は2輪車だけでしたが、急激に自動車市場が成長している韓国で、2輪車と合わせて販売を促進するのが狙いでした。
実際の販売は、2004年5月20日から始まりました。最初のモデルは、2002年9月より米国で販売されている北米向け「アコード」をベースに、韓国向けにファインチューニングしたものでした。その後、2004年に「CR-V」、2010年には「インサイト」とモデル展開を進め、順調に販売台数は増加。年間の販売台数は1万台を超え、韓国の輸入車販売シェアの20%にまで成長しました。
ところが、2019年6月に日本車の不買運動が勃発、2020年前期の販売は7割以上急減してしまいました。韓国撤退説も流れましたが、1年経った2020年後半には徐々に不買運動も下火に。その結果、2021年の販売実績は前年比で40%以上の増加となりました。
海外でのビジネスは、世界情勢や政治的な影響を受けるので、先がなかなか見通せないですね。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)