■次期型EVは「世界初の全電気式高級セダン」と表現
BMWは現在、フラッグシップ・サルーン「7シリーズ」次世代型のフルエレクトリックモデル「i7」を開発していますが、そのティザーイメージと、プロトタイプを公式リークしました。
プロトタイプはカモフラージュがまだ取れていませんが、ティザーイメージでは、巨大キドニーグリルが確認できます。
グリル側面にはスリムなクリスタルガラスのLEDを装備。ライティングを明るくした画像では、その下に2つ目のライトユニットが配置されている様子がうかがえることから、上下に分割されたスプリットヘッドライトを装備していることがわかります。
また大きく低い位置のエアインテーク、スリムなサイドインテークも装備しています。
BMWは、i7を「世界初の全電気式高級セダン」と表現しています。これは、最大のライバルであるメルセデス・ベンツEQSにリアハッチが付いているため、ある意味正しいと言えるでしょう。
キャビン内のティザーイメージでは、BMWシアタースクリーンを搭載していることが確認できます。これは後部座席にある、乗客用の31インチ超ワイドスクリーン(32 : 9フォーマット)で、外出先でプライベートシネマラウンジを提供してくれます。
ライバルのメルセデス・ベンツはEQSに56インチのハイパースクリーンをダッシュボードに配置、ドライバーと助手席へのエンターテインメントを約束してくれますが、BMWでは後部シートの乗客に焦点を当てていることも興味深いです。
そのほかのインテリアでは、最新世代のiDriveインフォテイメントを備えたBMWカーブディスプレイ、およびBMWインタラクションバーが備わります。後者は、インストルメントパネルとドアの「新しいタイプのライトと機能ストリップ」で、「視覚的で触感的な品質」を提供してくれます。
さらにi7ではLEDライトスレッドを備えたスカイラウンジパノラマガラスルーフも装備、これがシアタースクリーンとどのように組み合わされるか注目です。またドライバーは新しい「マイモード」機能にアクセスできるようになり、この機能を使用すると、さまざまな運転モードにアクセスしながら、それに応じて室内の雰囲気を変えることができるといいます。
7シリーズ次世代型のパワートレインは、最高出力275psと375psを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジン、よりパワーを必要とする顧客には最高出力545ps、および635psを発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンがラインアップされる予定です。またプラグインハイブリッドでは、最高出力400ps、500ps、650psを発揮する3つのグレードが用意されると言います。
そしてフルエレクトリック「i7」では、120kWhのバッテリーを積み、最高出力は750psを発揮するトリプルモーターを搭載すると噂されています。
新型7シリーズとi7のワールドプレミアは、4月20日と予想されており、今後数週間以内にさらなるティザーイメージがリリースされると思われます。