フルボディ完全公開!メルセデス・ベンツ新型電動クロスオーバー「EQE SUV」を激写!

■最高出力293psを発揮するリアマウントの電気モーターが搭載

メルセデス・ベンツは、2021年9月、『Eクラス』のEVバージョンとなる「EQE」を発表しましたが、そのクロスオーバーSUV版となる「EQE SUV」市販型フルヌードボディをカメラが激写しました。

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メルセデス・ベンツ EQE SUV 市販型プロトタイプ

衝突テストを行っている、シュツットガルト近くのメルセデス・ベンツのテスト施設で捉えたプロトタイプは、オレンジ色と白いフロントバンパーから判断して、衝突テストカーの可能性が高いです。

フロントグリルには損傷が見られ、このプロトタイプがすでにいくつかの衝突テストセッションを行ったことを意味しています。

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メルセデス・ベンツ EQE SUV 市販型プロトタイプ

エクステリアでは、EQEの足跡をたどり、スイープバックヘッドライトと接続する完全に密閉されたグリルを備えます。バンパーにはクロームアクセントで縁取られた大きな中央インテークを配置、外側にはフェークインテークを装備していることがわかります。

また、空力的に最適化されたホイールと、Aピラー付近に「EQE」バッジが確認できるほか、フラッシュマウントされたドアハンドルなど、セダンを反映したボディワークも見てとれます。

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メルセデス・ベンツ EQE SUV 市販型プロトタイプ

後部では、控えめなルーフスポイラーの下に角張ったリアウィンドウ、全幅のLEDストリップライトが配置されているようです。

インテリアもセダンを反映するはずで、MBUXハイパースクリーンを備えた近未来キャビンが期待でき、12.3インチのデジタルインストルメントクラスター、17.7インチのインフォテインメントシステム、および助手席用の12.3インチディスプレイで構成されます。

またフローティングセンターコンソール、タービンスタイルの通気孔、そしてミニマリストのボタンで結合されるはずです。

パワートレインもEQEと共有する可能性が高く、90kWhのバッテリーパックと最高出力293psを発揮するリアマウントの電気モーターが搭載されると思われます。セダンではWLTPサイクルで最大410マイル(660km)の航続距離を誇りますが、SUVでは若干少なくなるかもしれません。また、デュアルモーターの全輪駆動バージョンなども期待できます。

さらに、最高出力476ps・最大トルク858Nmを発揮するデュアルモーター全輪駆動システムのAMG「EQE SUV43」、最高出力626ps・最大トルク950Nmを発揮するAMG「EQE 53」も濃厚です。

EQE SUVは、2022年末までにアラバマ州タスカルーサで生産される予定となっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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