■ポルシェ「パナメーラクロスツーリスモ」に近いボディシルエットに
フェラーリは現在、ブランド初となる5ドアFUV(フェラーリ・ユーティリティ・ビークル)「プロサングエ」を開発中ですが、そのプロトタイプを捉えるとともに、最新情報を入手しました。
北ヨーロッパで捉えたプロトタイプは、後部に直立した四角いカモフラージュを配置、まるで1961年パリ1000kmレースでクラス優勝した「250 GT SWB」を彷彿させる出で立ちで完全にガード。
しかし後部にはこれまでで最大サイズのクワッドエキゾーストパイプを装備、最終コンポーネントに近づいている様子がうかがえます。
最新情報によると、ゼロから開発された新フロントミッドシッププラットフォームに乗り、エアサスペンション、全輪駆動、ハイブリッドパワートレインを備え、最終的にはポルシェ「パナメーラクロスツーリスモ」に近いボディシルエットが完成されるといいます。
フロントにはノーズ横にスリムなLEDストリップを配置、フードラインは「365GTB/4デイトナクーペ」を彷彿させるような「ちょっとクラシック」なデザインが採用されると予想されています。
同社では、プロサングエはセグメントで最もエキサイティングなSUVであり、ダブルクラッチオートトランスミッションを採用、「革新的なアクセシビリティと最先端の快適さ」が約束し、ハイブリッドセットアップ用の「最高出力と電気モーター」を搭載することを約束しています。
予想されるパワートレインは、フェラーリ「296GTB」から流用されるV型6気筒ツインターボPHEVが有力視されていますが、EV航続距離は大幅に向上。最高出力818ps・最大トルク740Nmを発揮、駆動方式は全輪駆動が予想されます。
またV型12気筒エンジンを搭載したモデルも噂されており、こちらは1,000psオーバーとも噂されます。
プロサングエのワールドプレミアは2022年内に期待されています。