■新しいヘッドライト、繋ぎ目のある怪しげなバンパーを装備
ポルシェの欧州Fセグメント4ドアサルーン、「パナメーラ」次世代型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
第2世代となる現行「971」型は2016年にデビュー。2020年には大幅改良が執行されたものの、発売からすでに6年が経過。昨年は同社初の量産EVサルーン「タイカン」が大ヒット、パナメーラの倍以上を販売するなど、タイカンの成功がパナメーラの運命を左右するかもしれないと噂されていました。
しかし、次世代型と思わしきプロトタイプが初出現。第3世代が発売される可能性が高まっています。
パナメーラに関しては、約1年ほど前から開発車両が目撃されていましたが、大幅改良を終えたばかりであるとともに、変更点が少なく、販売台数の落ち込みによる再度の改良、または「ターボGT」などの追加モデルと思われていました。しかし実はテストミュールだったようで、今回初めてそのヴェールが脱がされ、刷新されたボディが露わになっています。
プロトタイプには、開発中と見られる新しいヘッドライト、繋ぎ目のある怪しげなバンパーを装備。側面では、新設計のドアハンドル、四角から円形に変更された燃料口が確認できるほか、Cピラーやリアクォーターパネルが大掛かりな偽装で隠されています。
さらに、後部では、スリム化されそうなLEDテールライト、ハッチバックデザインも開発途中である様子がうかがえるなど、大規模な改良を計画している可能性を排除することはできませんが、変更点の多さからも次世代型である可能性が高いと見ています。
次世代型のパワートレインは不明ですが、フルエレクトリック化されることはなく、3.0リットルV型6気筒ターボエンジンをはじめ、プラグインハイブリッドがラインアップされると思われます。
発売時期ですが、初代は2009年に登場し、2016年に第2世代にバトンタッチ。7年のスパンを考慮すると、第3世代は2023年に登場することになります。しかし、最新情報によると次世代型は2025年、満を持しての登場が噂されています。