■スバルのTSP+獲得は、累計61で単一ブランドとして最多
2022年3月7日(月)、SUBARUは、アメリカのIIHS(道路安全保険協会)による2022年の安全性評価において、4モデルが「トップセイフティピックプラス(TSP+)」、2モデルが「トップセイフティピック(TSP)」を獲得したと発表しました。

「トップセイフティピックプラス(TSP+)」に輝いたのは、4年連続のTSP+獲得となるクロストレック ハイブリッド(日本名はSUBARU XV)、17年連続のTSP以上獲得になるレガシィ、14年連続のTSP以上の評価を得たアウトバック、そして5年連続のTSP以上となるアセント。
「トップセイフティピック(TSP)」は、15年連続のTSP以上獲得となるインプレッサ(5ドア/アイサイトおよび特定のヘッドライト装着車)。11年連続のTSP以上獲得となるクロストレック(アイサイトおよび特定のヘッドライト装着車)。

TSPの要件がさらに強化されたTSP+が2013年に導入されて以降、同社が獲得したTSP+の累計は「61」になり、単一ブランドとして最多になるそう(適用対象は米国仕様車のみ。2022年2月時点)。IIHSのアセスメントは、世界的にも厳しいといわれていて、IIHSが継続的に評価基準を厳格化することで、より安全なクルマの普及にひと役買っています。
2022年安全性評価でTSPを獲得するには、6種類ある耐衝撃性能試験のすべてにおいて「Good」、かつヘッドライト性能試験において「Good」もしくは、「Acceptable」を獲得する必要があります。

さらに、対車両と対歩行者の両方で「Superior」もしくは「Advanced」の評価を獲得した前面衝突予防システムが選択可能であることが要求されています。「Good」もしくは、「Acceptable」評価を獲得したヘッドライトを標準装備したモデルに、最高評価である「TSP+」が与えられます。IIHSは日本のアセスメント「JNCAP」とメニューと中身が少し異なっていますし、米国仕様と日本仕様の違いはあるでしょうが、安全面での判断基準のひとつにはなりそうです。
(塚田 勝弘)