プジョー2008に、300Nmの最大トルクを誇る1.5Lクリーンディーゼルの特別仕様車「2008 GT BlueHDi」を追加設定

■WLTCモード燃費は20.8km/L

2022年3月1日、FCAジャパンとGroupe PSA Japanが統合され、Stellantisジャパンが発足しました。

アルファ ロメオ、アバルト、シトロエン、フィアット、日本に上陸した「DUCATO(デュカト)」を展開するフィアット プロフェッショナル、DSオートモビル、ジープ、プジョーという8ブランドを擁することになります。

プジョー2008
「2008 GT BlueHDi」のエクステリア

そのStellantisジャパンは、2022年3⽉2⽇、プジョーのコンパクトSUV「2008」に、1.5Lのクリーンディーゼルターボエンジン仕様を追加しました。

プジョー2008
プジョー2008全車に、オートマチックセレクターを新たに採用

同時に、ディーゼル、ガソリンモデルの全グレードにオートマチックセレクターが新たに採⽤されています。

オートマチックセレクターは、指先だけで操作できるトグル式で、よりストレスフリーな操作性、センターコンソールにおける収納スペースの改善にも寄与、よりモダンに洗練されたインテリアデザインになっています。

プジョー2008は、日本の販売台数において約21%を占める主力モデルの1台になっています(2021年度)。

プジョー2008
プジョー2008に1.5Lを積む特別仕様車の「2008 GT BlueHDi」を設定
プジョー2008
「2008 GT BlueHDi」のインテリア

今回、追加された「2008 GT BlueHDi」は特別仕様車で、1.5Lディーゼルターボ「DV5」型が搭載されています。

「DV5」型エンジンは、2009年のル・マン24時間レースを制覇した「プジョー908 HDi FAP」の設計が反映された燃焼室形状、フリクション軽減のための各部DLC(ダイヤモンドライクコーティング)処理、2000bar(バール)の新インジェクション、新排気浄化フィルターの「SCRF」などの技術が採⽤された最新世代のエンジン。

同エンジンは、最高出力130ps、NAガソリンエンジンで3.0Lに匹敵する300Nmの⼤トルク、さらにディーゼルらしからぬ軽快な吹け上がりとレスポンスを備えているそう。

WLTCモード燃費は20.8km/Lに達し、すでに同エンジンが積まれているプジョー308やプジョー・リフターでも高く評価されています。

特別仕様車の「2008 GT Pack BlueHDi」は、2008初のナッパレザーシート(ブラック)と運転席電動シート&アクティブランバーサポートが備わり、パノラミックサンルーフも標準化された充実装備も魅力です。

●価格
・「Allure」:324万9000円
・「GT」:367万円
・「GT BlueHDi」:390万円
・「GT Pack BlueHDi(特別仕様車)」:421万5000円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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