■「599GTBフィオラノ」を彷彿させるエクステリア
マセラティが開発中の2ドアスポーツカー「グランツーリズモ」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
数年前、アルファロメオ「ジュリア」のテストミュールをまとっていたプロトタイプですが、今回フィンランド・ラップランド山中で捉えた開発車両は、これまでで最もカモフラージュが落とされ、最終デザインがかなり露出しています。
ヘッドライト内部は量産型コンポーネントなのかどうかは不明ですが、オレンジマーカーがあることからこれが米国仕様であることがわかります。
また、低いノーズ、ベントを備えるボンネットなど、フェラーリ「599GTBフィオラノ」を彷彿させるエクステリアが確認できます。
さらに、フロントバンパーのサイドエアインテークの後ろには、2つのインタークーラーを隠しているようで、これがツインターボエンジンを搭載していることを示唆しています。
側面では、フラッシュドアハンドル、後部では、プラスチック製ディフューザーで補完されたクワッドエキゾーストパイプ、スーパーカー「MC20」に似たLEDテールライトを装備、その左右を接続するクロームストリップがあるように見えます。
インテリアはまだ見ていませんが、フルデジタルインストルメントクラスターを含むインフォテインメントテクノロジーが搭載される可能性があります。
パワートレインは、MC20から3.0リットルV型6気筒ツインターボ「Nettuno」(ネットゥーノ)エンジンを流用、最高出力は600ps以上、最大トルクは730Nmを発揮すると予想、ZF製8HP8速オートマチックと組み合わされます。
当初、グランツーリズモ新型は2021年後半に公開予定でしたが遅れが生じ、2022年内にはワールドプレミアされる予定となっています。
その後はオープンモデル「グランカブリオ」を設定するほか、フルエレクトリックバージョンも発売が確定しています。