年内デビューへ!ランボルギーニ ウラカンの「ちょい高級」仕様・JV ストラダーレを初スクープ!

■ポルシェで言うところの「911 GT3」に対する「911 GT3ツーリング」といった存在に

ランボルギーニは現在、ミッドシップ・オフロードモデル「ウラカン ステラート」を開発中ですが、新たな派生モデルとみられる開発車両をカメラが初めて捉えました。

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ランボルギーニ ウラカン JV ストラダーレ 開発車両

ウラカン ステラートは、「ウラカンEVO」をベースに開発。SUV「ウルス」のDNAを受け継ぎ、ブームの兆しを見せるハイライディング市場に投入されます。

一方、今回スウェーデン・ラップランドで捉えたプロトタイプは、車高がリフトアップされておらず、スーパーカー派生モデルであることがわかります。

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ランボルギーニ ウラカン JV ストラダーレ 開発車両

プロトタイプは、ランボルギーニのモータースポーツ部門のノウハウを用いて開発されたロードカー「ウラカンSTO」(Super Trofeo Omologata)と類似点が見られますが、空力コンポーネントの一部が欠けています。

フロントエンドには、STOほど過激でないバンパーを装備、ボンネットにはLEDライトバーを装着していますが、もちろん市販型では外されます。

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ランボルギーニ ウラカン JV ストラダーレ 開発車両

足回りには、黒いキャリパーを備えるカーボンセラミックブレーキセット、5本スポークの大径ホイールが確認できます。

後部では、STOのアグレッシブなエンジンカバーが見当たりませんが、リアディフューザーを継承、リアウィングはSTOほど巨大ではありませんが、ロードカーとしては十分すぎる存在感と言えるでしょう。

結論を言えば、ウラカンSTOのソフトバージョンであり、ポルシェで言うところの「911 GT3」に対する「911 GT3ツーリング」といった立ち位置になると予想されます。

パワートレインは、STOの5.2リットル自然吸気V型10気筒エンジンを搭載、最高出力は631hp・最大トルク565Nmを発揮、駆動方式は後輪駆動で「ウラカンEVO」より軽量化される予定です。

ランボルギーニには、2022年内に4台の新型モデルをデビューさせることを発表しています。

一台はSUV「ウルスEVO」、もう一台はクロスオーバー「ウラカン ステラート」、そして今回のモデルもその一台となるはずで、市販型車名は「ウラカン JVストラダーレ」が最有力となっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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