ポルシェ マカン、EV版は新車名採用の可能性も!? 最新プロトタイプが豪雪地帯でテスト中

■フラッグシップ「Turbo S」では最高出力700psオーバーも

ポルシェが現在開発中のフルエレクトリック・クロスオーバーSUV「マカンEV」(仮称)市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ポルシェ マカンEV_017
Spy shot of secretly tested future car

初代となる現行型マカンは2014年にデビュー。現在のパワートレインは内燃エンジンのみですが、新たにフルエレクトリックモデルが設定されることになり、市販型の車名も「マカン」の名が外される可能性もありそうです。

ポルシェ マカンEV_023
Spy shot of secretly tested future car

凍てつくフィンランドのラップランド地域で寒冷地テストを行っているプロトタイプですが、撮影初日はテストドライバーが完全にガード、日を改めて撮影に成功しました。

ポルシェはすでにプロトタイプを公式リークしており、なぜここまでガードするのか謎です。

捉えたプロトタイプはダミーグリルを装着。スリム化されたヘッドライトは4つのLEDエレメントで構成されており、下部のバンパー内に配置されているクラスターがメインヘッドライトの可能性があります。

またグリルがないため、エアインテークは低い位置に配置されているようです。

側面からみるとルーフラインは現行型マカンより低く、かなりスポーティなクーペスタイルが確認できます。またCピラー、およびリアクォーターウィンドウを完全にカモフラージュしており、この場所に大きな変化が見られそうです。

後部ではダミーのエキゾーストパイプを装着、角度のあるリアウィンドウ、LEDライトバー、アクティブリアウィングなどが見てとれます。

ポルシェ マカンEV_018
Spy shot of secretly tested future car

キャビン内ではフルデジタルインストルメントクラスター、大型インフォテインメントディスプレイ、さらにセンターコンソールには別のディスプレイが配置されます。

従来のギアシフターは廃止され、中央のインフォテインメントスクリーンを制御するためのコンパクトなロータリーノブが装備されます。また同社の新世代「PCM6.0」通信システムは、フルデジタル化された湾曲ゲージクラスターと同様に機能するでしょう。

市販型ではフォルクスワーゲングループの新しいプレミアムプラットフォーム「PPE」アーキテクチャを採用、アウディ「Q6 e-tron」や「A6 e-tron」と共有されます。

バッテリーサイズは2つのオプションが用意され、どちらも急速充電用の800Vテクノロジーを装備、上位モデルは全輪駆動となります。パワーはそれぞれ異なると予想され、正確な数値は不明ですが、最新情報によると、フラッグシップとなる「Turbo S」では最高出力700psオーバーになると噂されています。

マカンEVは2022年内の登場が予想され、数年間はICEマカンと併売されますが、2024年からはICEモデルを段階的に廃止していく予定です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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