■2代目は乗り心地や加速性能が進化
2021年7月に、10年ぶりのフルモデルチェンジにより2代目へと移行したコンパクト・ハイブリッドカー、トヨタ「アクア」。
スタイリッシュな外観に加え、乗り心地や加速性能の向上などにより顧客満足度が高いようで、本年1月の販売台数が9,857台と、1万台/月に迫る好調な販売が続いています。
新型の車両サイズは全長4,050mm、全幅1,695mm、全高1,485mm、ホイールベースが2,600mmで車両重量は1,130kg。
現行のヤリスシリーズにも採用されている最新の「GA-B」プラットフォームに刷新されており、ホイールベース延長(+50mm)により、リアシートの居住空間や荷室空間が拡大しています。
パワートレインは1.5L直3エンジン(91ps/12.2kgm)+モーター(80ps/14.4kgm)に換装され、初代モデルには無かったリアモーター(6.4ps/5.3kgm)を搭載するE-Fourが新たに設定されました。
また駆動用バッテリーには世界初となる高出力なバイポーラ型ニッケル水素電池が採用されており、先代比でバッテリー出力が約2倍に向上したほか、アクセルレスポンスが向上しており、低速からリニアでスムースな加速が可能になっています。
またEVモードでの走行速度が40km/hに拡大したことで、街中の多くのシーンでエンジンを使わずに走行できるようになった事も特筆されます。
実用的な自動駐車システム「アドバンストパーク」に加え、駐車時や停電時にも家電製品が使えるアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)や、非常時給電モードを全車に標準装備。通常運転で30km/L前後の実燃費が得られるのも、他のハイブリッドモデルより軽量なアクアならでは。
●アクアに今夏「GRスポーツ」設定か?
各種情報によると、そんなアクアに「GRスポーツ」が設定されるようです。
ヤリス クロスの「GRスポーツ」に先行して発表される見通しで、最も安価な「GRスポーツ」になります。
迫力のあるフロントマスクに加え、専用スポーツシートなどを装備すると共に、スポット溶接の増し打ちや床裏ブレース追加によるボディ剛性アップが図られ、専用サスペンションの採用と相まってスポーティなハンドリング特性が実現される見込み。
気になる車両価格は、先代アクア(2020年仕様)では244万円でしたが、新型ではベースモデルの価格差が反映されるものと予想。
一方、既存グレードにおいても同タイミングで一部改良や内外装色、オプションパーツの追加等が予定されている模様です。現行モデルの評判が良いだけに、こちらについても今後の動きが注目されます。
【関連記事】
ついにトヨタ「MR2」復活!?「SPORT EV」にはエンジン仕様も存在か?
https://clicccar.com/2022/02/18/1162323/
ホンダがCR-V後継となるミドルサイズSUVを開発中!? 登場は今秋か?
https://clicccar.com/2022/02/12/1160987/
人気のトヨタ「ヤリス クロス」に新グレード追加!? GRスポーツも設定か?
https://clicccar.com/2022/02/05/1159303/
「トヨタ2000GT」後継車に水素エンジン搭載!? シルビアEVに対抗か?
https://clicccar.com/2022/01/27/1156942/
新型アルトには純ガソリン仕様の「ワークス」モデルが用意されている?
https://clicccar.com/2022/01/06/1149438/
【関連リンク】
トヨタ アクア
https://toyota.jp/aqua/
トヨタ アクア GRスポーツ(先代)
https://toyota.jp/ucar/catalog/brand-TOYOTA/car-AQUA/202008/10130724/