■コーナーでテールがスライドするも坂道の登りでは力強い動力性能を発揮
フォルクスワーゲン(VW)が開発中の「ID.BUZZ」市販型プロトタイプがアイスバーンをテスト走行、その様子をビデオが捉えました。
令和の「ワーゲンバス」と伝えられるID.BUZZですが、同社CEOであるヘルベルト・ディース氏は公式ツイッターに3月9日にワールドプレミアすることを示唆、コンセプトモデル初公開から約5年の月日を経て登場となります。
動画では、アイスバーンを静かに安定した姿で走る様子が映し出されています。坂を登る直前のコーナーでは一瞬テールがスライドしますが、坂道の登りに入ると、力強い動力性能を感じることができます。
市販型キャビン内では、ハンドルの奥に湾曲したデジタルメーターパネルを装備。中央のダッシュボードには大型のフローティングスタイルのタッチスクリーンを配置するなど、IDファミリーとしてインテリアデザインの多くを共有することになります。
「ID.4」と共有する「MEB」プラットフォームを採用。スペックは48kWh~111kWhのバッテリーを積み、3つのパワーレンジが選べます。
ベースモデルは後輪駆動で最高出力は200psを発揮。AWDはオプションとなり、最高速度は160km/hに設定されます。
さらに111kWhバッテリーを積むトップモデルは、前後車軸にモーターを搭載、システム合計300psと伝えられていましたが、最新情報では400psを発揮する可能性があるといわれています。
航続距離は342マイル(約550km)を実現、太陽光を利用して航続距離を最大15km伸ばすソーラーパネルルーフが用意される可能性もあるようです。