■膨らんだフェンダー、拡大されたエアインテークなどAMGテイストを確認
メルセデス・ベンツは新型モデルとなる「CLE」クラスを開発中とみられますが、そのハードコアモデルとなるAMGバージョン開発車両をカメラが初めて捉えました。
現在、メルセデス・ベンツは2ドアクーペおよびオープンモデルの再構築を図っており、「Sクラス カブリオレ」が廃止されたほか、「Cクラス」、および「Eクラス」のクーペ/カブリオレに代わる「CLE」クラスが導入されます。
フィンランド・ラップランドで捉えたプロトタイプは、一見これまで目撃されたCLE開発車両と変わりありませんが、よく見ると明らかにパフォーマンスバリエーションである手がかりがいくつかみられます。
もっとも顕著なのは膨らんだフェンダーで、これまでのプロトタイプより大幅にワイド化されています。
さらにフロントバンパー下部のエアインテークが拡大、ナンバープレートが上部へ移動されているほか、ボディは若干ローダウンされている様子がうかがえます。さらに足まわりでは、大型のブレーキを装備する大径ホイールも確認できます。
また、後部では、これまで隠されていたエキゾーストパイプがはじめて露出、今後クワッドエキゾーストパイプに変更されると思われます。
このプロトタイプのボディには充電ポートが確認できないため、電動化されない「CLE 43/CLE 53」の可能性もあります。その場合、パワートレインは2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載するはずです。
しかし、もしこれが最強モデル「CLE 63」であるなら「C63」と同じプラグインハイブリッドパワートレインを共有するでしょう。
この場合、2.0リットル直列4気筒エンジンに6.1kWhのバッテリーパック、および最高出力204psを生成するリアマウント電気モーターを搭載、システム合計で653psを超えると出力が可能となります。