■新型ではプジョー・2008などと「CMP」プラットフォームを共有
凍てつくフィンランド山中で謎のプロトタイプを発見、ステランティスグループの新型クロスオーバーSUVである可能性が高いことがわかりました。
捉えたプロトタイプは、フロントとテールライトにオペル「モッカ」のコンポーネントが装着されているほか、高いベルトラインや、リアクォーターウィンドウのキックアップ処理が酷似しています。
しかし、モッカのフルモデルチェンジには早すぎます。
調べを進めると、ステランティスグループ(フランスPSAとフィアット・クライスラー・オートモービルが折半出資で誕生したメーカー)がすでに告知している、フィアットの新型Bセグメントモデルであることがわかると同時に、車名に「ウーノ」の名称が与えられる可能性が高いことがわかりました。
ウーノは1983年から1995年まで生産されたコンパクト・ハッチバックです。
その後も諸外国で生産が継続され、2010年には2代目が登場、ブラジルなどのラテンアメリカで専売されましたが、現在は生産終了しています。多くのウーノ愛好家にとっては、実質的に1995年で終了したと認識されていると言っていいでしょう。
ウーノ新型では「モッカ」「DS3クロスバック」、プジョー「2008」などのモデルを支える「CMP」プラットフォームを採用することがわかったほか、パワートレインはハイブリッドになると予想されています。