■今夏にもデビュー!? Mディビジョン50周年に向け、MTモデルが設定か
BMWは現在、2ドアスポーツカー「M4」のさらなる高性能モデルを開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
同社では2021年末、元BMW MディビジョンCEOのマーカス・フラシュ氏が「M4 CSL」の存在を示唆していましたが、公式発表はなく、市販型車名も断定的ではありませんでした。
しかし、給油中の最新スパイショットでは、ドアが開いた瞬間カメラがズームイン。そこには標準モデルと少し異なる、より多くのカーボンファイバーで強化された軽量バケットシートが見てとれます。
その後ろには「CSL」のロゴを発見、CSLの車名が確定するとともに、後部座席が排除されていることもわかりました。
エクステリアでは、エアロコンポーネントとバンパー、グリル、ホイールなどすべて新設計されています。
後部には、際立つリアスポイラーを装備、テールライトの変化を見つけるのは難しいですが、ディフューザーは若干変更されている様子が伺えます。
パワートレインは、3.0リットル直列6気筒エンジンを搭載し、M4コンペティションでは最高出力503ps・最大トルク650Nmを発揮しますが、M4 CSLでは550psまで向上するといいます。また動力性能は、0-100km/h加速3.4秒のM4コンペティションに対し、CSLでは3.3秒以下となります。
後輪駆動で、オートマチックギアボックスの設定のみか、マニュアルと両方提供されるのかは不明です。最新情報では、Mディビジョン50周年に向け、マニュアルギアボックスのみが搭載される別の限定バージョンが用意される可能性があるといい、その場合はオートマチックのみになるはずです。
M4 CSLのワールドプレミアは、2022年夏のイベントが有力と予想されます。