■CEOが「長いホイールベースは他の人に任せる」と発言
アストンマーティンは、クロスオーバーSUV「DBX」の最強バージョン「DBX707」を発表したばかりですが、今後は新たなSUVは開発しないという情報を入手しました。
DBX707は4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンをハイチューン、最高出力は車名のとおり707ps・最大トルク900Nmを発揮。ランボルギーニ「ウルス」の650ps、アウディ「RS Q8」の600psを凌駕、同社では「世界で最もパワフルなラグジュアリーSUV」と表現しています。
その勢いが冷めぬ間に衝撃のニュースです。
同社CEOであるトビアス・ムアース氏は、今後新型クロスオーバーSUVを開発しないことをメディアに語ったといいます。
高級ブランドでは、SUVで成功を収めるとコンパクトSUVや大型SUVなど導入する傾向があり、アルファロメオは「トナーレ」、マセラティは「グレカーレ」などコンパクトモデルを投入予定です。
しかし、同社では「長いホイールベースは他の人に任せる」と、まったく興味を示してない様子で、SUVはDBXで終焉を迎えそうです。
代わって注目のニュースは、往年のセダン「ラゴンダ」がEVモデルとして2025年以降に復活する計画を立てていることです。
ラゴンダは1974年から1990年まで販売された同社の大型高級4ドアサルーン。
最終モデルとなった「シリーズ4」では、5.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載、最高出力240psを発揮し、0-100km/h加速8.8秒、最高速度230km/hという動力パフォーマンスでしたが、新型EVとなればそれらを圧倒するパフォーマンスが期待できるはずです。