■新しいパワートレインで効率よりもパフォーマンスに焦点
ポルシェの主力モデル「911」のハイブリッドバージョンが2023年にも設定される可能性が高いことがわかりました。
ハイブリッドが設定されるという噂は10年以上前からありますが、2014年にFIA「WEC」(世界耐久選手権)に参戦したレーサー「919ハイブリッド」が実現してからも、911には設定されていません。
最新情報によると、911ハイブリッドはモータースポーツ部門や919ハイブリッドレーサーなどから派生したテクノロジーを採用。
「パワフルであることを重視」し、新しいパワートレインで効率よりもパフォーマンスに焦点を当てる計画だと述べており、噂では最高出力は700psオーバーと伝えられます。
以前ニュルで捉えたプロトタイプは、最新の911ターボと同じフロントエンドを持っているほか、サイドシル、ファットリアフェンダーも確認できます。
リアウィンドウに電動化を示す黄色いステッカーが貼られ、後部座席を排除、そこにバッテリーを隠している可能性がありそうですが、市販型との関連は確認できていません。
2017年には、CEOオリバー・ブルーメ氏が911ハイブリッドは、当時からみた次世代型(992世代)のミッドサイクルリフレッシュ(大幅改良)と同時にデビューすることを示唆しました。
992世代の911は2019年にデビューしており、大幅改良は2023年、あるいは2024年にデビューすると予想、これはハイブリッドが2020年半ばに登場するというこれまでの噂と一致しています。
911はハイブリッドが登場した後、数年後にフルエレクトリックモデルに切り替わることも濃厚となっています。