新型BMW M2、超過激モデルを複数設定か?

■M2は2022年夏デビュー、その後「CS」や「CSL」も登場の噂

BMWは現在、コンパクト2ドアスポーツカー「2シリーズクーペ」のハードコアモデル「M2」を開発中ですが、その最新プロトタイプがスノーテストに出現しました。

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BMW M2 次期型プロトタイプ

同社のパフォーマンスM部門では、2022年に「XM」「M3ツーリング」「M4 CSL」など多くの新型モデルを発表予定ですが、新世代のM2クーペは、2022年に登場予定のガソリンエンジン車で最も期待されているプレミアムモデルの1台です。

フィンランド北部で捉えたプロトタイプは、M3/M4デュオで見られた巨大キドニーグリルが搭載されないことを再確認。代わりに従来の伝統的キドニーグリルを採用しています。

またフロントエンドでは、シームレスに統合されたいくつかのエアインテークがラジエター、インタークーラー、およびフロントブレーキディスクにスムーズに新鮮な空気を送り込むはずです。

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BMW M2 次期型プロトタイプ

側面では、Mブルーで塗装されたドリルブレーキローターとキャリパーを備える、275/35 R19のホイール&タイヤをフロントアクスルに装着。「M240i」と比較してわずかながら大振りなホイールアーチを装備し、よりワイドなトラックを完成させています。

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BMW M2 次期型プロトタイプ

さらに後部では、M3/M4に非常によく似た円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされているほか、際立つトランクリッドスポイラーが装着されています。

パワートレインは、兄貴分の『M4クーペ』が搭載する3.0リットル直列6気筒「S58」エンジンをデチューンして流用。最高出力は410ps~420psを発揮します。

「コンペティション」では最大450ps~470psとも噂されており、6速マニュアル、または8速オートギアボックスと組み合わされます。後輪駆動はほぼ確定ですが、全輪駆動の「M xDrive」が提供されるか注目です。

M2とM2コンペティションは、コンパクトモデルの氷山の一角に過ぎず、この2台が2022年夏にデビュー後は、より過激な「CS」、さらにハードコアな「CSL」が計画されている可能性があるといいます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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