マセラティ新型SUV「グレカーレ」、斬新な2面ディスプレイを激写!

■画面上部は通信とナビゲーション用、下部は機構制御システムか?

マセラティが現在開発中の新型コンパクト・クロスオーバーSUV「グレカーレ」市販型の最新プロトタイプを捉えるとともに、アンヴェールされたコクピットをカメラが初めて捉えました。

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マセラティ グレカーレ 市販型プロトタイプ

先日は、グレカーレに設定される高性能「グレカーレ トロフェオ」の車内を撮影しましたが、多くの部分がシートで隠されており、その詳細は不明でした。

しかし、今回はついにシートがアンヴェールされ、そのデザインを鮮明に確認できます。

その車内は、シートとドアは隠されているものの、ダッシュボードとセンターコンソールは完全に露出しています。

中央に配置されたタッチスクリーンは1枚のガラスが真ん中で折られ2面化されており、ディスプレイが多くの指紋で汚されていることから、両面に多数の機能があることを示唆しています。

おそらく、上部は通信とナビゲーション用、下部ディスプレイは主に機構制御システムと思われます。

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マセラティ グレカーレ 市販型プロトタイプ

ドライバーズシート側からの画像では、ステアリングホイールの後ろのデジタルインターフェースが確認できるほか、パドルシフターを備えるステアリングホイールは、グレカーレにスポーティな味付けをしてくれます。

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マセラティ グレカーレ 市販型プロトタイプ

プロトタイプのエクステリアでは、フードに奇妙な膨らみが見られるほか、トライデントバッジがうっすらと見えるマセラティグリルが両サイドいっぱいまで露出しています。

後部では、角度のあるリアウィンドウ、厚みのあるリアスポイラー、円形クワッドエキゾーストパイプが確認できるほか、水平基調のLEDテールライトが特徴的です。

市販型では、アルファロメオのSUV「ステルヴィオ」と共有する「ジョルジオ」プラットフォームを採用。パワートレインは、マイルドハイブリッド+2.0リットル直列4気筒ターボエンジンの搭載が予想されています。

グレカーレは世界的な半導体の不足により、デビューを2022年の春まで延期することを余儀なくされたため、まだ数ヵ月待つ必要があるでしょう。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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