運転席はアナログ!? 約2億1000万円のゴードン・マレー新型スーパーカー「T.33」世界初公開

■伝説のマクラーレンF1より優れたパワーウエイトレシオ

伝説のマクラーレン「F1」を設計したことでも有名な、ゴードン・マレー氏が率いる「GMA」(ゴードン・マレー・オートモーティブ)は、新型スーパーカー「T.33」を世界初公開しました。

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ゴードン・マレー T.33

2020年に発表した「T.50」の下に位置するモデルとなるのがT.33です。

T.50ほど過激ではありませんが、そのパワートレインは、T.50で使用されるのと同じコスワース製の3.9リットル自然吸気V型12気筒エンジンを搭載。

わずか2,400ポンド(1,088kg)という軽量ボディから、最高出力607hp・最大トルク451Nm/9,500rpmを発揮、レッドゾーンは11,000rpmとなっています。

GMAによると、そのトルクの75%は2,500rpmで利用できるため、街をのんびりと流すには余計な回転数は必要ありません。

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ゴードン・マレー T.33

トランスミッションは6速マニュアルを介して後輪に動力を供給、オプションで6速パドルシフトトランスミッションが装備されます。

GMAによると、Xtracパドルシフトは172ポンド(78kg)の世界最軽量のスーパーカーギアボックスであり、最速のシフトボックスでもあるといいます。エンジンも392ポンド(177kg)と軽量で、アルミニウムを多用するカーボンファイバーモノコックシャーシにすべてがボトルで固定されているため、T.33は、伝説のマクラーレンF1より優れたパワーウエイトレシオを備えています。

エクステリアは、縦基調のヘッドライト、シンプルなエアインテークを装備。後部にはT.50のようなファンはなく、円形のLEDテールライト、バンパーにはセンター出しデュアルエキゾーストパイプがインストールされています。

またアクティブスポイラーは速度により自動で作動しますが、手動でも可能です。足回りにはフロント19インチ、リア20インチのホイールにミシュラン製「4S」タイヤが装着されています。

キャビン内も実にシンプルです。流行の大型タッチスクリーンはなく、T.33はデジタル時代のアナログカーと言えそうです。ただし、AppleCarPlayとAndroidAutoが搭載されているため、最新機能がすべて欠けているわけではありません。

そのほか、ドライバー重視のミニマリストレイアウトが見てとれ、アルミニウムやカーボンファイバーなどプレミアム素材が見事に組み合わされています。アナログインストルメントクラスターはドライバーの前に配置、標準のマニュアルトランスミッションも確認できます。

気になる価格は137万ポンド(約2億1000万円)からで、右ハンドルと左ハンドルが提供されるといいます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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