■4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、馬力アップなるか
メルセデス・ベンツは現在、ミッドサイズ・クロスオーバーSUV「GLE」改良型を開発中ですが、その頂点に君臨するハードコアモデル、AMG「GLE 63」を初めてカメラが捉えるとともに、そのコクピットも撮影に成功しました。
現行型GLE (W167/C167型)は2019年にデビュー、これが初の大幅改良となります。
フィンランドで捉えたプロトタイプは、ヘッドライトとテールライトをカモフラージュ、エクステリアはこの2箇所が集中的に新設計されると思われます。
ただし、どちらもアウトライン形状を変えることなく、内部グラフィックスが刷新されるでしょう。また後部ではLEDテールライトをつなぐラインがカモフラージュされており、クロムストリップがリフレッシュされるか、完全に削除される可能性があるほか、リバースライトがリフトゲートへ移動されているようです。
キャビン内では、スポークデザインが新設計されたフラットボトムステアリングホイールを装着、「CLS 53」と「EQS 53」と同じスタイルに変更されます。
またセンターコンソールのボタンの変更や、インフォテイメントシステムと運転支援システムのアップもみられるはずです。
現行型パワートレインは、おなじみの4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力571ps・最大トルク750Nmを発揮。高性能「S」バリアントでは最高出力612ps・最大トルク850Nmまで向上していますが、パワーアップがなされるかは微妙です。
AMG GLE 63のデビューは、2022年内と予想されます。