■ナンバープレート上部にスリムなエアインテークが追加
ポルシェの4ドアサルーン「パナメーラ」改良型と思われるプロトタイプをカメラが捉えました。
豪雪のスウェーデン山中でキャッチしたプロトタイプは、ナンバープレート上部にスリムなエアインテークが追加され、新形状のコーナーエアインテークを備えるバンパーを装備。
両サイドにはコンパクトなLEDデイタイムランニングライトが光っているほか、改良型で導入された丸いフォグランプは削除されているようです。後部は雪で覆われているため詳細は不明ですが、バンパーやテールライトがリフレッシュされる可能性が高いです。
カメラマンによると、キャビン内はカバーされていたといい、アップデートされたコクピットを装備している可能性がありそうです。
その場合、EVサルーン「タイカン」の同様のフルデジタルインストルメントクラスターを共有するほか、「911」で採用されたミニマリストのギアシフターを装備することが予想されます。
現行型の2代目パナメーラは2016年に登場。2020年には大幅改良を終えたばかりのホットモデルで、最高出力630ps・最大トルク820Nmを発揮する「ターボS」が導入されたほか、同年10月にはハイエンドモデル「ターボS E-Hybrid」を投入。最高出力は700psを発揮し、同モデル最強のバリエーションとなっています。
改良型には早すぎるため、現段階でこのプロトタイプの正体は不明ですが、さらなる大幅改良モデルの場合、エクステリアデザインの変更をメインに、最高出力330psを発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンなどがキャリーオーバーされると思われます。
しかし、これが「カイエンターボGT」の後を追う「パナメーラターボGT」開発車両の場合、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンをカイエンと共有、最高出力は631ps、最大トルク849Nmを発揮すると予想されています。
果たしてこのプロトタイプの正体は何か? 新情報を入手し次第お伝えします。