アルファロメオSUV第2弾「トナーレ」、ハーフカップLEDが露出!

■2月8日デビュー決定! 頂点には1.3リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジンのPHEV

アルファロメオが開発を進める新型コンパクト・クロスオーバーSUV「トナーレ」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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アルファロメオ トナーレ 開発車両

トナーレは、サブコンパクト・ラグジュアリークロスオーバーセグメントに属する新型SUVで、同社初の電動モデルになるとともに、価格とボディサイズの両方で兄貴分「ステルヴィオ」の下に位置することになります。

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アルファロメオ トナーレ 開発車両

豪雪のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、ハーフカップ型のトリプルLEDデイタイムランニングライトや、テールライトなど市販型コンポーネントデザインが初めて露出しています。

フロントバンパーのエアインテーク形状がみてとれるほか、垂直のスリットが配置されている様子も伺えます。

2019年に公開されたコンセプトモデルと比較すると、スポーティなウィンドウラインやトーンアップされたフェンダーを保持していますが、デジタルサイドカメラとポップアップドアハンドルは、従来のものに置き換えられているほか、ヘッドライトとテールライトが若干サイズアップされ実用性が高められているようです。

後部ではステルヴィオに似たリアバンパーを装備していますが、デュアルエキゾーストパイプは見えていません。

キャビン内はコンセプトモデルに近いレイアウトが予想され、12.3インチのデジタルゲージクラスターと、10.3インチのセンタータッチスクリーンの採用が期待できそうです。

市販型のボディサイズは、全長4,528mm×全幅1,835mm×全高1,604mm、ホイールベース2,636mmという情報をすでに入手。兄貴分ステルヴィオは全長4,687mm×全幅1,903mm×全高1,648mm、ホイールベース2,818mmであり、明らかにコンパクトサイズとなっています。

パワートレインは、最高出力130psを発揮する1.6リットルディーゼルエンジン、最高出力160psを発揮する1.3リットル直列4気筒エンジンをラインアップします。ハイエンドモデルには、1.3リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジンと電気モーターが組み合わされるPHEVモデルを設定、システム合計の最高出力は240psと噂されています。

トナーレは、よりドライバーに焦点をあわせたサスペンションとシャーシのセットアップを持ち、兄弟モデルのジープ「4Xe」よりすぐれたパフォーマンスが見られるはずです。

トナーレ市販型のワールドプレミアは2月8日に決定、市場ではBMW「X1」、アウディ「Q3」、メルセデス・ベンツ「GLA」ら強豪人気車種と争うことになります。

同社では、トナーレの後に欧州Bセグメントに属する第3のクロスオーバー「ブレンネロ」が噂されており、こちらはガソリンモデルの他、フルエレクトリックバージョンも期待されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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