■市販価格はベースモデルで150,000ドル(約1,740万円)と予想
BMWは2021年11月30日、新フラッグシップ・クロスオーバーSUVとなる「コンセプトXM」を発表しましたが、その市販型となる最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ガソリンエンジンの終焉はまだ数年先ですが、自動車産業はフルエレクトリックモデルにシフトしています。BMWでそのギャップを埋めるのは、プラグインハイブリッドであるXMのようなモデルです。
キャッチした最新プロトタイプは、これまで武装していた車両のクラッディングの一部を削除、これによりモデルのディテールが徐々に見えてきています。
フロントバンパーにはまだカモフラージュが残っていますが、BMWは生産型がコンセプトデザインの90%以上を保持することをアナウンスしており、根本的な違いはないと見られます。
ただし、ヘッドライトがシングルデザインのコンセプトモデルに対し、プロトタイプは、上下二分割のスプリットタイプを採用しており、プロダクションモデルがどうなるか注目です。
またコンセプトモデルで配置されていたバブルルーフ両サイドのLEDストリップがプロトタイプでは隠されているのかも、気になるところです。
噂によるとXMプロダクションモデルでは、3つの異なるパワーステージを提供、最も強力なバリエーションはV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンとプラグインハイブリッドテクノロジーを組み合わせたもので、最高出力750ps・最大トルク1,000Nmを発揮、EV航続は30マイル(48km)の動力性能を発揮するといいます。
同社では、市販型の発表時期を明確にしていませんが、2022年夏に期待されており、高性能と豪華さを組み合わせたパッケージにより、ブランドのフラッグシップとして機能するでしょう。車名は「X8」なども候補となっており、市販価格はベースモデルで150,000ドル(約1,740万円)と予想されています。