ヒュンダイの次世代EV・4ドアクーペ『アイオニック6』、量産型で585馬力は実現するのか!?

■EV専用プラットフォーム「E-GMP」を採用、800Vの高性能システム採用

ヒュンダイが現在開発中の次世代フルエレクトリック・4ドアクーペ「アイオニック6」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ヒュンダイ アイオニック6 市販型プロトタイプ

アイオニック6は、2021年に公開された「プロフェシー・コンセプト」の量産型となります。

コンセプトモデルではEV専用プラットフォーム「E-GMP」を採用、800Vの高性能システムを持ち、最高出力585psというハイスペックが売りでしたが、果たして量産型に反映されるのでしょうか。

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ヒュンダイ アイオニック6 市販型プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュによりディテールは不明です。

しかし、コンセプトに触発された曲線的なフロントバンパーやヘッドライトは継承されている様子がうかがえるものの、スーサイドドアや、デジタルサイドミラーが従来のものに変更されています。

量産型では、バッテリーパックやトランクにより多くのスペースを必要とするため、フロントとリアオーバーハングが長くなっています。

側面側はカバーで隠されていますが、フラッシュドアハンドルを採用するとみられ、後部では、バックブレーキカメラが統合されたスポイラーの輪郭、コンセプトモデルで見られたドットマトリックスパターンのスリムなLEDテールライトの一部が確認できます。

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ヒュンダイ アイオニック6 市販型プロトタイプ

量産型でもコンセプトモデル同様に「E-GMP」プラットフォームに搭載され、航続距離は483km(300マイル)を目指すため73kWhバッテリーパックを積みます。

パワートレインは2グレードとみられ、1つは最高出力218psを発揮するシングルモーターによる後輪駆動モデル、もう1つは最高出力313psを発揮するデュアルモーターパワートレインモデルで、残念ながらコンセプトモデルの585psは量産型で実現しないと予想されます。

しかし、将来的にハードコア「N」ブランドにより、設定が期待できるかもしれません。

アイオニック6のワールドプレミアは2022年後半で、市場ではポルシェ「タイカン」らと争うことになります。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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