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■「ギャル×ピンク×ゴージャス」なクラウンに釘付け!
●2人の子どもを育てるママならではのこだわりに注目
1月14日(金)から16日(日)にかけて行われた「東京オートサロン2022」では、ゴリゴリのチューニングカーからオシャレなレトロカスタムまで、出展者の想いの詰まったクルマをたくさん見ることができました。
そのなかでも、ホール6の角に位置する「エルティード」ブースに置かれたピンクのクラウンは、ひときわ異彩を放っていました。
ベースとなるのは、ショッキングピンクに彩られた210系クラウン。
「この色どこかで見たことあるなぁ〜」と思ったとおり、話を聞くとベース車は2013年にトヨタから発売された特別仕様車「アスリートG“ReBORN PINK”」でした。つまり、ボディカラーは純正のままということなんです。
エアロパーツ類は「センスブランド」のフルエアロを装着。クラウンのカスタムに定評のある同社のエアロだけあって全体の統一感はバツグン!
マフラーカッターには真円タイプの「リヴォルバー」を装着し、切り文字によるデコレーションが施されるなど、細部までこだわりが感じられます。
ホイールはWORKの7スポークへとカスタム。フロントグリル同様、シルバーのアクセントがいい感じに効いています!
外装の中でも、銀メッキ塗装が施されたグリルは圧巻。さらにはオーナーさん自身が取り付けたという、各エンブレムのスワロフスキーもキラキラときらめいて、ゴージャス感マシマシとなっています!
●白→グリーンのシートは「子どもが汚しても目立たないように」
ただ、2人の子どもを育てるギャルママオーナーの「ずんたん」さんのこだわりポイントは、むしろ内装にあるようです。
内装でまず目に飛び込んでくるのは、深草のような緑に彩られたシートです。「この発色はエルティードにしか出せない」とずんたんさんがイチオシするこのシートは、オーダーメイド品とのこと。
さらには、コントラストの異なるピンクで彩られたステアリングホイールやドアの内張りも同社で仕上げたものだそう。
ずんたんさんが「ギャルのクルマにしたかった!」と話すように、とにかく自分のやりたいことを盛り込んだというこのクラウン。でも、その裏には「ママらしさ」もしっかり感じることができます。
たとえば、そもそもシートを変更したのは、純正の白いシートのままだと子どもが汚してしまうからとのこと。そのため、子どもが触るような場所を中心にカスタムしているそうです。
よく見ると、マフラーカッターの切り文字も子どもの名前が刻まれています。
もともとはクルマに興味のなかったというずんたんさんですが、黒のクラウンを見に行ったお店で発見したピンクのクラウンに一目惚れ。
当時、中古車市場にあったピンクのクラウンのほとんどをチェックして、実際に購入したのが2021年の夏のこと。
そこからおよそ半年で、日本最大のカスタムカーの祭典でひときわ目立つ存在になるのですから、まさに「シンデレラストーリー」ですね!
そんなずんたんさんですが、今後はエアサスを装着し、さらなるローダウンを目指したいとのこと。普段から保育園の送迎などで使用しているというずんたんさんですが、「もっと派手にしたい」と言います。
「女のコ向けのカスタムカーにしたい! ママだからといって女のコじゃないわけじゃない!」と話すずんたんさんに、カスタムカーの新しいトレンドを感じました。
【車輌データ】
出展者名:エルティード
出展車両名:◆世界1のかわいいクラウン/ベース車両:トヨタ クラウン(210系)/使用パーツ/エアロ:センスブランド/メッキグリル:センスブランド/マフラーカッター:センスブランド 真円シリーズ リヴォルバー/ホイール:WORK/各エンブレム:スワロフスキー/シートカバー:エルティード/ステアリングホイールカバー:エルティード/コーティング:今野電装
(梅村 ゆき)