■トヨタ・ハリアーをベースにしたコンプリートカー「HARRIER KUHLRACING 80H-SS」
●カスタムカーの王道中の王道をゆく、そのワイド&ローなスタイリング!
1月14日(金)から16日(日)にかけて行われた「東京オートサロン2022」。今年が創業10周年の記念の年というクール・レーシング・ジャパンは、メインブースに9台、サブブースに6台、さらにはレーシングカーまで展示しちゃうという気合の入った展示が見どころでした。
メインブースのクルマたちは、D1参戦車両の「エヴァンゲリオンRACING 俺だレーシング! GR-SUPRA KUHLRACING 90R-GTWR D1-SPECIAL」をのぞいて、創業当時のイメージカラーだったというブルーで統一されているのが印象的でした。
一方、サブブースの6台では「いまのKUHL」そのものといった王道カスタムカーたちが並んでいました。
そんな中でもひときわ輝きを放っていたのが、トヨタ・ハリアーをベースにしたコンプリートカー「HARRIER KUHLRACING 80H-SS」です!
このクルマの特徴は、なんといってもカスタムの王道中の王道をゆく、そのワイド&ローなスタイリング!
まずはフロントから見てみましょう。
純正バンパーの樹脂部分をおおい隠すように取り付ける、フロントハーフスポイラーがイカツさを強調していますが、担当者によると「エアロ地上高は、純正バンパーと全く同じ高さに設定している」とのこと。
展示車両は、アメスピの箱を横にしてやっと入るほどのド車高短でしたが、十分な地上高が確保できているようです。
サイドもサイドステップカバーによってしっかりとスタイリングされています。ここに加えて、サイドステップ下部に取り付けるアンダーフラップディフューザーもオプションで用意されており、さらにボリュームを出すことも可能です。
さらに圧巻なのはリア。100φ大口径テールエンドが採用されたスラッシュ4テイルマフラーが目を惹きますが、そこにリアハーフスポイラーとリアセンターディフューザー、リアサイドディフューザーが組み合わされてド迫力のスタイリングに!
視線を上げると、リアゲートウィングとルーフゲートウィングも装着され、全体的にバランスが取られています。
ちなみに、使用されている各エアロパーツの素材は、従来のFRP素材の1.5倍の強度・厚みを誇るという、独自素材「SG(ストロンググレード)」が使用されているとのこと。
強度アップによってさらにアグレッシブなデザインを可能にしているだけでなく、各部に補強素材も入れられており、200km/h以上の速度域でも耐えられる高強度仕様となっているそうです。
純正のハリアーはなめらかなボディラインが特徴の、「カタマリ感」の強いデザインとなっていますが、独自素材によってデザインされたクールのエアロによって武装された「HARRIER KUHLRACING 80H-SS」は、いい感じの立体感が演出されています。
ただ単にイカツいだけでなく、クーペのようなハリアーの流麗なデザインを活かして、全体としてレーシーかつスポーティーにまとめあげられているのは、ピュアスポーツカーのエアロパーツを多く手掛けてきたクールならではですね。
こちらのクルマ、コンプリートカーとして販売されており、車体色がソリッドブラックなら379万円、パールホワイトなら383万円となっています。塗装費・工賃も含めて157万580円分のカスタムがされているため、77万580円もお買い得な1台となっています!
もちろん、実際のクルマは車検適合しているので、気になる方は問い合わせてみましょう!
【車輌データ】
出展者名:KUHL RACING
出展車両名:KUHLPREMIUM 80H-SS/ベース車両:トヨタ ハリアー(Sグレード)/使用パーツ/ハーフタイプエアロ 3点セット(パールカラーは2トーン塗装費用含む/フロントハーフスポイラー・サイドステップ3分割・リアハーフスポイラー)/スラッシュ4テールマフラー/BLITZ ZZ-R車高調+アライメント調整/VERZ-WHEELS 20インチAW/ALKEN AZENIS FK510 20インチタイヤ/KUHL レッドステッチフロアマットほか
(梅村 ゆき)